経済・政治・国際

2009年2月 9日 (月)

顧問のFP中桐さんのパーティに出席~日本橋に行ってきました

昨日は私の資産運用の顧問をお願いしているMBA&ファイナンシャル・プランナー中桐さんのパーティに出席した。

資産運用は、独立系で実績のある方にお願いするのがBest。そこで、顧問契約をして中桐さんにお願いしている訳である。

さて、ロマンスーで新宿に行き、地下鉄に乗り換えて日本橋までいった。

ロマンスカーはなかなか気にっているのだが、多くの型の車両が走っている。
今日は今現在走っている最も古いタイプの車両だ。

写真はロマンスカーのシートと小さな机。小さな机で今では少し不便だが、時代を感じさせるデザインと雰囲気を持っている。
机の大きさは、置いたペンとiPodから分かると思う。

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良く晴れた気持ちの良い日だったので外の風景が気持ちいい。

下の写真は新宿と日本橋。

休日だから人が少ないが、日本橋は日本中の銀行が集中しているので、知らない銀行もあって面白い。平日も来ることがあるが、流石に白いワイシャツの金融マンが非常に多い。

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パーティでは、シャンパン、白ワイン、赤ワインを楽しみながら参加者と色々な話をする機会があった。

写真は有名な方が作った赤ワインとのこと。写真以外にもシャンパンと白ワインを沢山飲んだ。

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また、色々な食べものが用意されていて、楽しい時間であった。

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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2009年2月 7日 (土)

資産運用のプライベート・ファイナンシャル・プランナー中桐さんのパーティにGO!

昨日の出版社の方達と打合せを兼ねた食事で楽しいひと時を過ごした。ちょっとばかり飲みすぎたかも。

明日は資産運用で顧問契約をしているプライベート・ファイナンシャル・プランナー中桐さん主催のパーティに顔を出す。

中桐さんは書籍もベストセラーになっており、DVDや雑誌にも登場している。最近はTVでも見かけるようになった。

ワインが趣味の中桐さんなのでワインについての造詣は深い。

資産運用で顧問契約をしている中桐さんは、USの大学院でMBAを取得し、FPの資格ももちろん保持されている。経歴を見ると海外の証券会社での運用実績が素晴らしい。

なお、中桐さんのブログはこちら。http://ameblo.jp/boston/

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2009年2月 5日 (木)

小田急線の乗客数に見る今回の不況の深刻さ

昨日は新宿と水道橋で打ち合わせ。帰りが22時を過ぎたが新宿から小田急線で帰宅した。

昨日は昼間でも寒かったが、一方でずいぶん日が長くなったのを実感した。

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さて、昨日は驚いたのが小田急線の乗客の少なさである。夜の22時といったら、これまでは帰りのサラリーマンでごった返して、すし詰め状態であったのに明らかに少ない。

従来は、すし詰め状態の電車は嫌だからロマンスカーで帰ることも多いのだが、人気が高くこれまでは何時もチケットを取れないことも多かった。ところが、昨日のロマンスカーはやはりどの時刻も余裕。

ただし、うまく時間間隔が合わなかったので仕方なく普通の小田急線の急行で帰宅したが、余裕で座れた。これも異常。普通なら吊革にも掴まれないくらい混むのが普通だ。

途中の駅も代々木上原や下北沢で乗客がドット乗ってくるのだが、昨日はパラパラ。
信じられない光景だ。車内は結構「ガラ~ン」としている。

これは明らかに不況で残業が禁止で早く帰宅したり、中には週3日の休みの企業の影響だろう。

これまでバブル崩壊などいろいろな不況があったが、このような状況は初めてである

1990年代のバブル崩壊の時の不況など、比較にならないくらい深刻な状況と身近な現象で感じた。

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2009年1月29日 (木)

勝間和代氏の『最強の人生戦略セミナー』に参加の巻き

1月20日行われた勝間和代氏の『最強の人生戦略セミナー』の報告。

少し遅くなったがブログへアップ。セミナーで勝間氏が語ったことは口外出来ないことになっているので約束を守りたい。自身の過去の体験談を交えて本年トークであった。

最初はどういう内容なのか興味あったが、全体としてとても良いセミナーっだったと思う。受付を済ますとテキストと書籍が配布される。

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配布された書籍はセミナーとは直接関係ないが、勝間氏の処女作「インディでいこう!」で女性を対象としている。

男性の私にはあまり関係ないなと思いつつセミナー開始まで中を読んでいた。「へぇー、女性はこういう風に考えるんだ。」と思いつつ読みながらも内容に関してはほぼ同意だね、これからはこうあるべきかも知れない。

さて、このセミナーだが勝間氏が翻訳した書籍「 史上最強の人生戦略マニュアル」をより詳しくセミナーとして伝えようとするものだ。参加は女性が多っかた。6:4か7:3の比率くらいかな。

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セミナーのベースとなる書籍「 史上最強の人生戦略マニュアル」は、アマゾンの書評では他の勝間氏の書籍がほぼ高い評価を受けているのに対して、この書籍は評価が分かれる。面白い現象だ。

この書籍を勝間氏のセミナーを受けずに読んだらきっと私もさほど面白いとは思わなかったかも知れない。置かれている状況により本を読みときの意識が異なると、内容を理解する深さや気づきも異なるからだ。

困った状況でこの本を読むと気づきが多いが、そうでもないと読み過ごしてしまかも知れない。この書籍を読んだ当時の勝間氏は、いろいろ問題を抱えていたとうことで、かなりの気づきを得たとのこと。書籍のポイントを詳しく解説していた。

書籍の執筆や翻訳者自身が行うセミナーは面白いことが多いから、書籍「 史上最強の人生戦略マニュアル」を深く読み込むためには良いセミナーだった。

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2009年1月17日 (土)

少子化問題解消!! & ジャパン・アズ・ナンバーワン、アゲイン~国が学費を全額負担して無料化へ

日本の構造的な問題の中で、一番の課題は少子化対策、景気対策(とにかく国の借金と無駄使いの削減)、雇用対策、教育を加速しないといけない。

海外に目を向けるばかりでなく、やはり日本を盛り上げて行くことが一番力入れるべきことだ

逆転の発想から問題の中でも何を捨てて、どにれ集中するか言うと、少子化対策が最も長期的に見て日本に与える影響力が非常に大きい

だから、この少子化対策を一点集中全面突破にしないといけない。人口が回復すれば税金や年金などの問題も解決に向かう。人口減少に伴う派生属性的な問題だからだ。それに、1つに焦点をあてて取り組むことが大切で、色々なことに手を出しても出来っこない。これまでのように全て中途半端な対策になる。

人口減少の主な理由は、日本人の不安を突き詰めていくと子供の養育費が高く、その中でも「教育費の負担」と思う。この不安が無くならないと人口は増えない。

収入1000万円以上ある(いわゆる比較的裕福な)家庭でもあったとしても、子供が多くなれば、教育費は頭が痛い問題だからだ。

何人子供が出来ても学費がタダというのは大きい。皆安心して家庭を持ち、子供を持てる。

だから、国が義務教育(とことんやるならドイツのように大学まで)まで無料にするというのはどうか。

一見、無謀のようだが、ドイツに出来て日本に出来ない訳がない。なんだかんだ言ってもまだ日本は経済大国の1つだ。

それに、消費税15%と言うならこのくらい実現してもいいのではないか?
それなら国民も納得だ。(ちなみにドイツは消費税19%だが、経済は日本が上だからやれる)

ドイツの場合、留学生に対しても「学費がただ」 ということだ。
おぉ~素晴らしい!実はここが非常に重要点と思う。

ドイツは「すべての国民に平等に学ぶ機会をあたえよう!」という理念のもと、貧富の差が学歴に影響を与えないように税金で大学が運営されている。

日本もドイツのようにすれば、

世界中から(お金はないけどやる気のある)優秀な学生が日本に来る
=>
日本の企業に優秀な外国人が就職する
=>
日本は知的産業で世界をリードする
=>
益々優秀な外国人が日本に住みつく
=>

優秀な外国人が日本で家庭を持つ
=>
学校も生徒不足が解消され、人口も増加する
=>

内需が拡大する
=>
国は増税しなくても十分な税金が入る

といろいろいいこと尽くめだ。

大学生が入学と同時に勉強しなくなるという日本のこれまでの習慣も変わる。

実際にドイツに留学する人は少なくない。世界中からやる気の高い人が来る。移民を受け入れるより、リスクも断然少なく現実的。

私より年上でドイツ語の通訳をしている知り合いの日本の方が、高校卒業と同時に親の反対を押切、ドイツに留学した(タダだから)。

生活費は週末にフランクフルトに出て、学校が月曜には寮に帰る生活を多くのドイツの学生は皆していたという。フランクフルトは時給が高いそうだ。

日本がドイツを参考にする場合は、大学の先生は英語で授業を出来る人を増やす必要があるが、取り組む価値はあると思う。

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2009年1月 9日 (金)

企業格差が加速する時代~企業は攻めの改革を

何で読んだか、あるいは聞いたか記憶が定かではないが、2009年の経済予測では、この大不況で中小企業を中心に30%近くの企業が倒産するという恐ろしい予測がある。

大手企業も工業の停止や派遣社員、契約社員の契約打ち切りなどで急場をしのいでいるが、しばらく続くと予想されるこの不況は企業の体力をかなり消耗するはずだ。

2008年の終盤から吹き荒れたサブプライム問題に端を発するこの世界的不況により、「企業の貧富の格差」が顕著になっている実感がある。

小泉政権の規制緩和などの政策の影響で「国民の貧富の格差の固定化」が現在問題になっている。

これまでの日本は高い相続税や累進の所得税で貧富の格差が固定化しないようにしていた。

ところが近年は国民の所得格差が広がり、貧富が2極化の傾向を示している。低所得層が増えているだけでも問題だが、さらに問題になっているのは、一度低所得層になると浮上できないという貧富の固定化の問題である。

特に注意が必要なのは教育の問題だ。高所得者は子供に十分な教育を受けさせることが可能だが、低所得者層は、十分な教育を子供に提供できず進学や就職で不利になるというのだ。

小泉政権時代の政策が本当にどこまで「国民の貧富の格差の固定化」に対して影響を与えたかは分からない。単純には風評を信じることは危険だが、恐ろしい状況だ。

現状では政府から何の根本的な対策が打ち出されてもいないので、格差は確実に広がり進行している。

このような中、今回の大不況で今度は「企業の貧富の格差」が顕著になっている実感があるのだ。

多くの企業は景気回復まで耐え忍ぶ体制を取らざるおえないだろうが、その中でも中小企業はただ耐え忍ぶしかない状況に置かれている。大手企業からの仕事の発注が回復しない限り厳しい状況が続くからだ。

一方、大手企業の中でも比較的体力がある企業は、この不況を機に大きな改革に乗り出している。もちろん、このような企業でも今回の大不況は大変な経営的影響があるし、今後の生き残りをかけて必死だ。

しかし、この状況を「攻めの姿勢で改革」に取り組んだ企業とそうでない企業では決定的な差が生じてしまう。大手企業も今回の不況の影響が深刻なだけに必至に改革に取り組むからだ。技術革新作業効率の改善にかなり積極的だ。

改革は守りの姿勢で実施するのではなく、攻めの姿勢で実施して本当の結果が得られることが多い。

私への問い合わせにはこのような改革に取り組む企業からの相談が多いが、色々相談を受けて指導していると、明らかに企業の格差が2極化していくことが顕著な印象なのだ。

日本で起きた過去のバブル崩壊で多くの銀行が整理されたように、企業も富める企業とそうでない企業が2極化傾向するだろう。グローバルな時代では2極化の傾向は世界的に見ても良く見られる。

以前の日本では極端な2極化はなかった。特に日本のお家芸である製造業は、大手製造メーカーを頂点にいくつもの下請け企業の階層からなる裾野が広いぴラピッド構造が形成されていた。

ところが、この階層が整理され企業改革に取り組めて力のある企業だけが生き残れる様相を呈している。このような不況の中でも着々と今後のビジネスを有利に進める改革活動に取り組める企業とそうでない企業では、取引先相手からの評価も大きく異なることになる。

しばらく続くと予想される不景気だけに、このような2極化が加速することも考えられる。企業の置かれている状況や業務内容にも大きく依存するが、厳しい経営状況であっても是非「攻めの姿勢」である企業改革に取り組んでほしい。

大手企業は、技術革新に加え、仕事を発注するコスト削減と業務のスピード化のために大幅に外注化のプロセスや仕組み見直してをいる。中間マージンの削除によるコスト削減と業務のスピード化である。

具体的には、日本の高度成長期時代に形成された、21世紀では多すぎる外注先と多すぎる階層を整理し始めているのだ。日本企業の役職がやたら多く意思決定に時間がかるということで、職務階層が整理されているのと同じだ。

大企業は業務を依頼する委託先を海外の企業と日本企業を比較し、優劣を判断している。企業の改革は何か1つのテーマに取り組めばいいと言うのもではなく、複合的な取り組みが必要となる。

発注側が委託先企業に求めるのは、

  • 「企業の持つ技術力」
  • 「生産性と品質の水準」
  • 「企業の体系的な業務プロセスや仕組み」
  • 「継続して技術革新や改革に取り組む活動姿勢」

を評価の軸に入れている。特にスピードとコストは重要である。日本企業はこれまで、スピードとコストへの対応は、深夜までの残業と人海戦術に頼ってきたが、もはや技術革新を含む業務改革抜きでは避けられない。

また、改革も単に経営的な視点や技術的な視点に偏らないことが大切だ。バランスのとれた改革が求められる。過度のアウトソーシングと人員のリストラは、空洞化を生み出し、中長期的に見て企業の体力を相当奪うことになる。

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2009年1月 7日 (水)

勝間和代氏の『最強の人生戦略セミナー』が開催

2009年になっても話題の多くは世界的不況の話題ばかりである。

経済が回復するのを期待したり、政府や企業が救済してくれることを期待しても、受け身で待つことになるから事態が進展しない。こういう時こそ、「攻めの姿勢」が重要だ。

これだけ大きな不況をむしろ逆手に取り、自分の「人生プランを戦略的に見直す」きっかけにしたらどうだろうか?

1月に現在時の人である勝間和代氏の『最強の人生戦略セミナー』が開催される。きっと、この不況の対応にも話題が及ぶだろう。

  • 日時:平成 21年1月20日(火)  
    開場:18:20 開演19:00
  • 人生戦略セミナー事務局(e-mail:entry@kansatobunseki.co.jp
  • 場所:九段会館大ホール

既に募集は始まっているが、追加募集が行われたようである。

大きなホールでの開催であるから、かなり混みあうかも知れない。

興味ある方はいかがだろうか?

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2008年12月31日 (水)

トヨタ自動車に見る現代の大企業の課題~トヨタばかりが悪い訳ではない

今日で31日の大みそか

2008年が終了するがあっという間の一年だ。ついこないだクリスマスイヴと思っていたら、今日はもう2008年の最終日である。

今年は年末になって色々な事件が起きた。
自動車業界を直撃した大不況で、契約社員の方や派遣の方が解雇される問題で大揺れ状態になっている。契約を打ち切られた契約社員の方や派遣の方は大みそかとか正月とかの場合ではない大変な状況である。

自動車業界は日本の基幹産業で裾野が広いから多くの日本企業に多大な影響を与える。

TVでは色々企業側の経営姿勢を問題を視している。確かに、契約社員の方や派遣の方が解雇は大問題で企業側にも考慮が求められる。今回の状況では「使い捨て」と言われて非難されても仕方がない。今後の契約社員の方や派遣の方の契約のあり方に企業も政府も再考すべきであろう。

一方で、この不況下での経営について大手企業の経営者ばかりが悪い訳けではない。

自分が所属していた企業の改革やコンサルタントとして複数の企業の中枢で企業改革に日々携わっているが、トヨタ自動車を始め現在の国際的なビジネスをする企業の経営判断と舵取りは、グローバル化というシステムの中で非常に難しくなっている

理由は企業の国際化の加速である。
資本の確保が国際化になるにつれて色々な利害関係者(投資家、マーケット、協業企業、各国の政府)が関わる。

昔のような日本企業独特の経営感覚でいると大変なことになる。

現在の大企業は海外の投資家が保有する株の比率が大きくなっている。各国の銀行も優良企業へ投資をする。大学ですら運営資金で証券や債権に投資をしないとやって行けない時代なのだ。このような投資で利益を求める資本主義に問題があるのは確かだが、現状はキャピタルマーケット色は濃くなる一方である。

これは現在のような国際化の中でビジネスをする上では避けられない。国内だけで資本を確保することが無理な時代のためである。

トヨタも以前は社内預金が多い典型的な日本型企業であったが、積極的な配当の交付や自動車以外の投資による積極的な収益の向上(やはり投資家は利益を配当することを要求する)など、グローバルなビジネスを成功させるには、国際的な経営方針に転換していかなければ海外の投資家や企業や各国の銀行と上手く付き合っていけない

これから世界の経済状況が悪くなると分かっていても、世界中に投資家が多くなると、企業の経営層だけで舵取りをすることが出来なくなる。典型的な日本人が考えているような考え方をしない方も多いし、あくまで投資家という立場の意見もあるからである。特に投資家は、企業の売上を積極的に投資(不動産、証券、国債など)に回し、利益をあげることを期待する。

投資家の立場は強いから、企業の経営層が今後の世界経済を考慮して生産や販売計画を見直すとすることが簡単に出来ないこともある。

特に大企業は四半期ごとに経営状況を公開するが、現在のような株を投資目的で短期で売買する投資家が多くなると、目先の利益を最優先するので企業に常に売上重視、利益重視の圧力をかけるからだ。短期で売買する投資家は、長期的な視点などどうでもいいケースが多いからである。

また、昨今の国際的な会計システムも企業の経営層だけで舵取りを難しく理由が存在している。大企業は国際ルールの乗っ取った四半期ごとに売り上げや利益、今後の利益の予測を細かな勘定科目とともに経営状況を公開する。

これにより一応企業の経営状況を透明化できる狙いがある。投資家や取引先はこの公開された情報をもとに投資や協業を判断する訳だ。

しかし、皮肉にもこれにより、企業の経営層は大胆な経営施策を実施できなくなっている

企業は常に安定した売り上げを期待されるために、少しでも前の四半期と売り上げや利益が鈍化したり、下がると大きく騒がれるからである。つまり、マーケットが敏感(過ぎるくらい)に反応するのだ。今の企業には日銭の売上と利益の確保がどうしても周囲から求められる時代だ。

今やインターネット時代なので、企業の会計報告情報は一瞬で世界中に伝わる。
企業の資本は株価に大きく影響を受けるから、直ちに、世界中の投資家が株を売買する。少しでも悪い情報と判断されれば、株価がさがり、経営に影響を及ぼす。

そのために、企業は常に一定の売り上げを求められるようになってしまうために、いろいろな施策を打つことが難しい立場になっている。常に現状をどのように維持するかという無難(過ぎる)施策しかできない硬直状態に置かれやすい。
マスコミや投資家はやはり毎回毎回の経営状態の報告に一喜一憂するためでもある。

トヨタなどの日本の自動車業界は大変好調であったからこの好調さを常に堅調に維持するのは大変なことだ。
特にトヨタのような企業は世界中から注目されているので、売上が鈍化すると大変な騒ぎとなる。

今後の世界経済に悪い材料があり、売上に影響がでることが想定されても、実際に問題が発生しない限りついこないだまでの売上を維持するように「アクセル全開」にせざるおえない状況になるのだ。もちろん、本来は生産や販売計画を見直すのが良いのは経営層は十分理解している。

しかし、企業の投資家などの利害関係者の中には、

「店に客が大勢来ているのに、なぜ生産を少なくするんだ!」
「不安材料があっても、絶対に起きるとは限らない。そんな起こるか分からないことよりも、バンバン生産して、現在の目の前に来ている大勢の客にさっさと製品を売れ!それが最重要だ!」

という意見も少なくない。

生産や販売の見直しは提携している企業間の経営にも大きな問題なので、諸事情の制約が加わり判断が難しい。

世界経済が鈍化することが予想されるから、単純に生産や販売を少なくしましょうとはいかない時代である。

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2008年12月24日 (水)

Merry Xmas

Merryxmas

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2008年6月 3日 (火)

書籍「Million Dollar Consulting」

独立して間もない頃外国の人のコンサルタントと一緒に仕事をしていた。普段e-mailとスカイプでやり取りをしたいたが、そんなとき、この書籍がいいと薦められた「million dollar consulting」である。

今日、久々に手に取り読み返してみた。

日本でこのような書籍はコンサルティングノウハウとして、ロジカル・クリティカルシンキング、レポート作成ノウハウ、プレゼンノウハウなどが、解説されているが、この書籍は少し趣を異にしている。

Mdc コンサルティングビジネスの起業から経営について焦点が置かれて書かれているからだ。

USではビジネス系も、エンジニアリング系も個人で活躍しているコンサルタントが多い。弁護士や医者と同様に、すぐれたコンサルタントを選ぶのは、会社では無くあくまで「人」を見て決まるからだろう。

日本もそのうちそのような時代が来るかもしれない。

なお、この書籍は最新版は2002年版でこのシリーズには多くの派生書籍がある。

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