書籍・雑誌

2009年11月29日 (日)

「マキオの一人旅」~懐かしい児童文学

小学3年生ごろにどこの教室の図書コーナーに置かれていた本に「マキオの一人旅」があった。

最近古本で入手して読み直してみた。

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内容的に時代を超えて読まれてよい書籍と思うが、どういう訳か現在ではほとんど流通していないようである。

母親から離れて親戚の家で過ごす5日間の小さな冒険を描いた作品だ。

昭和の児童文学を思わせる表紙と挿絵が懐かしい。

今のJRも国電という名称で文中に登場する。

改めて「マキオの一人旅」を読んだ感想は、大人でも十分に楽しめる作品だということである。

途中でストーリーの展開が分かってしまうこともない。幾つかの小さなストーリーが上手くメインストーリーに織り込まれている。

読み終えた後にさわやかな感動がある。

最近の児童文学はどういうものが読まれているか分からないが、結構カジュアルになりすぎているものが多いきがする。

私の時は幼稚園から小学一年生くらいは「グリム童話」「イソップ物語」「アンデルセン物語」などが黄金児童書として子供たちに読まれていのだが。

子供のころに読んだ作品が失われていくのは残念な気する。

HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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2009年1月28日 (水)

こんな時代だから読みたい書籍シリーズ~「人生の100のリスト」byロバート・ハリス

以前人に薦められて手にした本がこれ。ロバート・ハリス氏の「人生の100のリスト」である。

ロバート・ハリス氏が若いころから自分の人生で実現したいことを100個書き出し、それを実現してく様子を日記的というか自伝的というか独特のスタイルで書き記したものだ。

よく成功哲学系の本で「自分の夢を書く」と良いと紹介されているが、ロバート・ハリス氏の人生の100のリストはちょっとばかり違う。

成功哲学系の本は、紙に願望を書くと、潜在意識が働いて知らず知らずに夢が叶うという紹介がことが多い。

ロバート・ハリス氏は、これとは異なり自ら意識的に行動して、1つ1つのやりたい事を自分から実践していくのだ。自らやりたい事を実現していくというスタイルは魅力をそそられる。

書籍「人生の100のリスト」はロバート・ハリス氏のやりたい事が100個示されていて、1つ1つのテーマが読み切りタイプで書かれている。リストの中の100個の内容の1つ1つは、非常にユニークだ。

サラリーマンや自営業の一般の人でも、この大不景気で大変な状況に直面しているが、本当は自分の興味あることは何なのかを再考し、なるべく自分のやりたいことに忠実に実践するのが正解なのかもしれない。

ところで、実際にやりたい事を100個も書くことはなかなか大変で、100個書き出そうとしたら、1つ1つをかなり具体的な内容にしないととても100個書き出せない。実はここが大切な点である。

本の中でロバート・ハリス氏も同じことを言っている。意外と自分が何をやりたいのかと言うのがハッキリしていない事に気づくと思う。

「100のリスト」を作成するのは大変だが、自分の人生でやりたい事を考えることをしないでやりたい事が出来る訳がないから、「100のリスト」を作成するのはいい機会になる。

ロバート・ハリス氏は本の中で読者も100個のやりたい事リストを作って、自らの人生を楽しむようにしたらどうかという提案がある。よく人生は目的を持たないと駄目というが、スローガンのような抽象的なものになりがちだ。

それちりも、まずはロバート・ハリス氏のような「100のリスト」で書くのがいいようだ。そうすることで、より大きな夢やミッションが描けるようになると思う。帰納的というかボトムアップ的なアプローチになる。

100のリストは常識的なことに囚われないで書く方が良い。

些細なことから一見無理そうな事でも何でも書きだすことが良い。100という数字に特別な意味はないから100以下でも100以上でも良いが、なるべく100以上書きだすことが良いようだ。

そうは言っても、大抵の方は「人生の100のリスト」をどのように書いたらいいのか具体的に分からないと思う。その場合は、やはり書籍「人生の100のリスト」を参考にするといいだろう。

ロバート・ハリス氏の「人生の100のリスト」は、文庫版も出ている。ユニークな内容なので読んで損はないと思う。

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2009年1月 7日 (水)

勝間和代氏の『最強の人生戦略セミナー』が開催

2009年になっても話題の多くは世界的不況の話題ばかりである。

経済が回復するのを期待したり、政府や企業が救済してくれることを期待しても、受け身で待つことになるから事態が進展しない。こういう時こそ、「攻めの姿勢」が重要だ。

これだけ大きな不況をむしろ逆手に取り、自分の「人生プランを戦略的に見直す」きっかけにしたらどうだろうか?

1月に現在時の人である勝間和代氏の『最強の人生戦略セミナー』が開催される。きっと、この不況の対応にも話題が及ぶだろう。

  • 日時:平成 21年1月20日(火)  
    開場:18:20 開演19:00
  • 人生戦略セミナー事務局(e-mail:entry@kansatobunseki.co.jp
  • 場所:九段会館大ホール

既に募集は始まっているが、追加募集が行われたようである。

大きなホールでの開催であるから、かなり混みあうかも知れない。

興味ある方はいかがだろうか?

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2009年1月 1日 (木)

謹賀新年

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2008年12月31日 (水)

トヨタ自動車に見る現代の大企業の課題~トヨタばかりが悪い訳ではない

今日で31日の大みそか

2008年が終了するがあっという間の一年だ。ついこないだクリスマスイヴと思っていたら、今日はもう2008年の最終日である。

今年は年末になって色々な事件が起きた。
自動車業界を直撃した大不況で、契約社員の方や派遣の方が解雇される問題で大揺れ状態になっている。契約を打ち切られた契約社員の方や派遣の方は大みそかとか正月とかの場合ではない大変な状況である。

自動車業界は日本の基幹産業で裾野が広いから多くの日本企業に多大な影響を与える。

TVでは色々企業側の経営姿勢を問題を視している。確かに、契約社員の方や派遣の方が解雇は大問題で企業側にも考慮が求められる。今回の状況では「使い捨て」と言われて非難されても仕方がない。今後の契約社員の方や派遣の方の契約のあり方に企業も政府も再考すべきであろう。

一方で、この不況下での経営について大手企業の経営者ばかりが悪い訳けではない。

自分が所属していた企業の改革やコンサルタントとして複数の企業の中枢で企業改革に日々携わっているが、トヨタ自動車を始め現在の国際的なビジネスをする企業の経営判断と舵取りは、グローバル化というシステムの中で非常に難しくなっている

理由は企業の国際化の加速である。
資本の確保が国際化になるにつれて色々な利害関係者(投資家、マーケット、協業企業、各国の政府)が関わる。

昔のような日本企業独特の経営感覚でいると大変なことになる。

現在の大企業は海外の投資家が保有する株の比率が大きくなっている。各国の銀行も優良企業へ投資をする。大学ですら運営資金で証券や債権に投資をしないとやって行けない時代なのだ。このような投資で利益を求める資本主義に問題があるのは確かだが、現状はキャピタルマーケット色は濃くなる一方である。

これは現在のような国際化の中でビジネスをする上では避けられない。国内だけで資本を確保することが無理な時代のためである。

トヨタも以前は社内預金が多い典型的な日本型企業であったが、積極的な配当の交付や自動車以外の投資による積極的な収益の向上(やはり投資家は利益を配当することを要求する)など、グローバルなビジネスを成功させるには、国際的な経営方針に転換していかなければ海外の投資家や企業や各国の銀行と上手く付き合っていけない

これから世界の経済状況が悪くなると分かっていても、世界中に投資家が多くなると、企業の経営層だけで舵取りをすることが出来なくなる。典型的な日本人が考えているような考え方をしない方も多いし、あくまで投資家という立場の意見もあるからである。特に投資家は、企業の売上を積極的に投資(不動産、証券、国債など)に回し、利益をあげることを期待する。

投資家の立場は強いから、企業の経営層が今後の世界経済を考慮して生産や販売計画を見直すとすることが簡単に出来ないこともある。

特に大企業は四半期ごとに経営状況を公開するが、現在のような株を投資目的で短期で売買する投資家が多くなると、目先の利益を最優先するので企業に常に売上重視、利益重視の圧力をかけるからだ。短期で売買する投資家は、長期的な視点などどうでもいいケースが多いからである。

また、昨今の国際的な会計システムも企業の経営層だけで舵取りを難しく理由が存在している。大企業は国際ルールの乗っ取った四半期ごとに売り上げや利益、今後の利益の予測を細かな勘定科目とともに経営状況を公開する。

これにより一応企業の経営状況を透明化できる狙いがある。投資家や取引先はこの公開された情報をもとに投資や協業を判断する訳だ。

しかし、皮肉にもこれにより、企業の経営層は大胆な経営施策を実施できなくなっている

企業は常に安定した売り上げを期待されるために、少しでも前の四半期と売り上げや利益が鈍化したり、下がると大きく騒がれるからである。つまり、マーケットが敏感(過ぎるくらい)に反応するのだ。今の企業には日銭の売上と利益の確保がどうしても周囲から求められる時代だ。

今やインターネット時代なので、企業の会計報告情報は一瞬で世界中に伝わる。
企業の資本は株価に大きく影響を受けるから、直ちに、世界中の投資家が株を売買する。少しでも悪い情報と判断されれば、株価がさがり、経営に影響を及ぼす。

そのために、企業は常に一定の売り上げを求められるようになってしまうために、いろいろな施策を打つことが難しい立場になっている。常に現状をどのように維持するかという無難(過ぎる)施策しかできない硬直状態に置かれやすい。
マスコミや投資家はやはり毎回毎回の経営状態の報告に一喜一憂するためでもある。

トヨタなどの日本の自動車業界は大変好調であったからこの好調さを常に堅調に維持するのは大変なことだ。
特にトヨタのような企業は世界中から注目されているので、売上が鈍化すると大変な騒ぎとなる。

今後の世界経済に悪い材料があり、売上に影響がでることが想定されても、実際に問題が発生しない限りついこないだまでの売上を維持するように「アクセル全開」にせざるおえない状況になるのだ。もちろん、本来は生産や販売計画を見直すのが良いのは経営層は十分理解している。

しかし、企業の投資家などの利害関係者の中には、

「店に客が大勢来ているのに、なぜ生産を少なくするんだ!」
「不安材料があっても、絶対に起きるとは限らない。そんな起こるか分からないことよりも、バンバン生産して、現在の目の前に来ている大勢の客にさっさと製品を売れ!それが最重要だ!」

という意見も少なくない。

生産や販売の見直しは提携している企業間の経営にも大きな問題なので、諸事情の制約が加わり判断が難しい。

世界経済が鈍化することが予想されるから、単純に生産や販売を少なくしましょうとはいかない時代である。

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2008年12月30日 (火)

師走も大詰め30日

今日は30日でいよいよ師走も大詰めだ。先ほど、仕事場のオフィスにも鏡餅を飾った

Photo_5 日本の12月はボーナス、クリスマス、忘年会、大みそかそしてお正月と大変慌ただしいが、活気がって大変好きだ。

今年は大不況に世界中が見舞われているが、それでも良いニュースもある。

来年は経済がさらに厳しくなる傾向だが、少しでも良いことが世界中で起こりニュースで紹介されることを願っている。

最近は悲惨な事件や企業や官僚の不祥事が多発しているから、良いニュースを読んだり、聞いたりすると純粋に嬉しいし、ホットする。

自分のコンサルティング業務で社会を明るくするように、来年は今年以上に活躍できることを願いたい。

多くの方はもう仕事を納めで、正月の準備に大忙しと思うけど、私はクライアントから依頼されている仕事が詰まっており、31日まで走り切るつもりだ。

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2008年12月28日 (日)

速読のメカニズムと効果1のその2

(速読のメカニズムと効果1のその1からの続き)

話を戻すと、「YESと回答すると次に受ける質問群は以下だ。

  • 「斜め読みでなく、本当に100%理解して読めるのか?」
  • 「どうして早く読めるのか?」
  • 「小説などじっくり読まないと詰らないのではないか?」
  • 「一度速読を身につけると、以前のような読書はしないのか?/出来ないのか?」
  • 「どんななジャンルの本でも同じスピードで速読できるのか?」
  • 「本を早いスピードでパラパラめくりながら速読しているのを見かけたが本当か?」

以上が、良く受ける質問だ。
私はあくまで訓練を受けただけで速読の指導者でも専門家でもないので、あくまで私個人の回答として聞いてほしいが、

●「斜め読みでなく、本当に100%理解して読めるのか?」

これは、YESである。
一文字一文字読む”ことになるので100%の理解となる。
ページの文字が瞬時に視覚に入る訓練を実施するから可能となる。このような読み方ができるようになることを「離陸する」と指導では言っていた。

●「どうして早く読めるのか?」

詳しくは速読の書籍に譲るが、通常の読書は目の動きや読み方に非常に無駄があるので、この無駄を矯正するのと、本のページを目に入るような訓練をする。

速読はある一定期間訓練すれば誰でも身に着けられるが継続が必要なのである。
そういう意味ではソロバンと同様と考えてもらうと良いと思う。

ソロバンも上段者になるともの凄い暗算が可能になるが、まさに速読もそのような感覚だ。まぁ、速読はソロバンの有段者になるほどの苦労も時間もかからない。

速読にもレベルがあり、上級者になればなるほど1分間に何万字も読めるようになる。
そして、場所などを選ばず実施できるようになる。

ただし、速読の読み方を止めてしまったりすると緩やかだが速読の能力が落ちるので定期的に実施することが大切なのだ。これもソロバンなどと同じである。

暗算もソロバンという概念を知らない外国人の前で、3桁×3桁の掛算の暗算を披露して見せたら、「インチキだ」「手品だ!」と言い出す方もいるだろう。
#ちなみに私は暗算はできないので念のため。

ソロバンと異なり速読は歴史が短いから、まだあまり認知されていないだけだと思う。

速読の訓練は非常にシステマティックに構成されている。
写真のストップウオッチのほかに、速読用のブックスタンドなどを用いて訓練を受ける。
カリキュラムも練られていて科学的だ。

●「小説などじっくり読まないと詰らないのではないか?」

個人的な意識としては、速読でも普通の読み方でも小説などの味わいが変化することは全くない印象である。

●「一度速読を身につけると、以前のような読書はしないのか?/出来ないのか?」

速読を身につけても、以前のような読み方は出来る。
速読をするときは、”モードの切り替え”をする感じがある。

速読は速読のための姿勢、目の使い方、集中の方法があり、少しばかりし集中を要するのだ。速読も上達すればするほど、電車の中でも可能となるが、私は上級者はないので電車の中では実施していない。

●「どんななジャンルの本でも同じスピードで速読できるのか?」

答えはYESでもありNOでもある。
これは速読の問題というよりも、理解のスピードの問題である。
速読はどんなに早く読めても、内容が難解な技術書、医学書なら理解に時間がかかり、文字を読むスピードに理解の早さが伴わないから、早く読めないという理屈だ。
つまり、「読む速度=文字を読む速度+内容の理解の速度」なのだ。

だから、速読の方法で読むことはどんなジャンルでも可能と言う点でYESであるが、じっくり考えながら読む必要がある本は、理解に時間がかかるので簡単には読み進められないと言う点でNOである。

●「本を早いスピードでパラパラめくりながら速読(1冊およそ10秒)しているのを見かけたが本当か?」

これはNOである(と思う)。
私も昔にTVで女性が本をもの凄いスピードでパラパラページをめくりながら速読しているのを見かけたことがある。

しかし、これは無理である。おそらく、私が習った速読とは異なり、目に見えた文字の断片から大ざっぱな大意を把握するようなものと推測する(あくまで推測)。

速読はどんなに早く読めるようになっても一文字一文字確実に読むことになるので、凄いスピードでパラパラページをめくるとなると、ページが完全に開かないために見えない文字がてでくる。これでは速読にならないからである。

ただし、繰り返しになるが私が習った方法でも分厚い本が、難しい専門書などでなければ上級者なら5~10分で読めるようになる。

ページをめくる作業は、速読では大切な技術なる。だから、目の訓練と並行してページのめくり方も習う。しかし、パラパラ漫画を見るように”バーッ”と、ページをめくる訳ではない。速読のペースを妨げないようなめくり方を習うのである。

以上が、よくある速読への質問であり、私の個人的な回答である。

この速読の方法に興味がある方は、教室に通い直接インストラクターから指導を受けた方が良い
インストラクターに質問や疑問を相談できるし、間違った方法で独学する不安がなくなり精神的に安心できるからだ。

私が渋谷教室に通っていた時は、若い女性の助手の方がいて色々アドバイスをしてくれた。この助手の方は相当な速読能力の持ち主で、たまに速読のデモンストレーションをしてくれた。

直接目のあたりにすると「おぉー、スゲー」となるから、モチベーションUPにもなる。

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速読のメカニズムと効果1のその1

年末なので部屋を片付けていたら昔習っていた「速読」用ストップウォッチが出てきた。ストップウォッチと言っても、キッチンタイマーを利用しているのだが。。。
このストップウォッチは、速読の訓練の時に使ったものだ。

もう速読を習ったのは10年以上前になる。

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速読の教室を経営されている佐々木 豊文さんから直接指導を受けた。
佐々木 豊文さんは速読の書籍を数多く出版されている方だ。
以前は渋谷しか速読教室が無かったが、さっきWEBで調べたら5か所も教室が出来ている。
http://sokudoku.co.jp/

速読というと良く質問されるのが「本当に早く読めるのか?というものだ。
当然聞かれておかしくない質問だ。

この回答に応える前に速読について簡単に整理する必要がある。速読にもいろいろな方法があるからだ

巷で速読と呼ばれるものには大きく3つに分類できると私自身考えている。
これら3つは異なる速読のメカニズムをとる方法なので、この点を確認してからでないと、「本当に早く読めるのか?」という質問に回答できない。
なぜなら、「早く読む」という「早く」の「ゴール設定」と「狙い」が異なるからだ

さて、速読には大きく3つの方法があると書いた。それは、

  1. 目玉をキョロキョロ動かす訓練をして毎分何万時という読書を目的とする方法
  2. フォトリーディングと呼ばれる速読法
  3. 効率の良い読み方で早く読む方法

私がはじめに指導を受けたのは、最初のNo.1の方法である。

2番目のフォトリーディングも現在話題になっているが、実はこちらも5年前位にトレーニングを受けているので、別の機会に紹介したい。今回紹介する方法とは全く異なるアプローチである。

3番目の方法は速読の中でも特別な方法を用いるのではなく、新聞や書籍の編集の特徴から効果的な読み方をしようとするものである。

今日、紹介するのは最初の方法である。
この速読法を最初しったのは、高校生の頃である。
これは韓国の速読の先生が考案した方法で、高校生の頃に、いくつか速読の書籍が出始めていた。
目玉をキョロキョロ動かす訓練のシートもついていおり、訓練方法や順序も書かれていたが、自分で練習しても良く分からないことが多い印象だった。

その後、社会人になって佐々木 豊文さんの書籍を読み、改めて速読への興味が沸いたのだが、この韓国から輸入された速読方法にもいくつかの流派があるらしいことも知った。

書籍を読んで佐々木 豊文さん自身が正しい速読の方法に出会うまでの苦労話が載っていたりと、書籍の内容にとても納得感を得たので、佐々木 豊文さんが指導する教室が良いと思い書籍に書いてった教室の連絡先に問い合わせ、訓練に通うことにした。

速読の練習もそうだけれども、自己啓発系の訓練は自分一人で出来るものが多いが、一人で練習していると誰でも「本当にこれでいいのかな?」と常に不安が付きまとう思う。
だから、直接指導を受けた方が、多少費用や時間がかかっても結局は一番確実に早く目的が達成できると思う。

そうそう、良く質問されるのが「本当に早く読めるのか?」という質問への回答がまだであった。答えは「YES」である。

ただし、私は佐々木 豊文さんの書籍に書いてある方法や教室に通って訓練を受けた方法しか「YES」と答えられない。他の方もこの方法と類似した速読の講習を実施しているところがあるが、佐々木 豊文さんの訓練方法と同じでないと思うので、それに対してはコメントできないということに注意して欲しい。

(速読のメカニズムと効果1のその2へ続く)

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2008年12月19日 (金)

「体力と精神の限界をどう克服するか?」奇跡の実体験談

今日も朝のニュースでビッグ3の話題やデパートの売り上げが非常事態にあることを伝えていた。

今回の大不況は、経済的にも厳しいが、人々のメンタル面が参ってしまわないかという不安もある。
先が見えないために精神的な負担が大きいようだ。

今日は私が「体力と精神の限界をどう克服するか」という点において非常に感銘を受けたことを紹介したい。

もうずいぶん前になるが、日本経営合理化協会の理事長をされている牟田学さんから
ご自身が執筆されている「社長業実務と戦略」(PHP研究所)という書籍を頂いたことがある。

大学で教えるような経営理論とはまた異なり、実務の経験からまとめられた内容で密度の濃い書籍となっていて、何度読み返しても新しい気づきが得られる。
PHP研究所は、松下幸之助さんの書籍が多数出版されている。実務に裏打ちされた書籍を多数出版している印象がある。

さて、この書籍の中に「体力と精神の限界をどう克服するか」について強く印象に残った実践的な記述が登場する。

著者である牟田の尊敬する方に志水さんと言う方が存在し、その志水さんの第二次大戦中のシベリア強制労働の時の体験談が記述されている。
志水さんは過酷なシベリア労働を生き抜いた日本人である。
以下に、そのエピソードの内容の一部を紹介する。

シベリアの捕虜となっている日本兵が、一日わずかのコウリャン粥しか与えられない状況で、ツルハシ一本によりシベリアの凍りつく土地を掘る作業が何日も続き、やせ細る日本兵が一人、また一人と死んでいく日が続いたというのだ。
気が付くと自分が隊長を務める班の日本兵は半分に減っていたそうである。

生きている他の日本兵も誰もがやせ細り、憔悴しているのだが、そんな中、別の隊長の班にやせ細っているが目に力があり、とても死にそうにない一人の若い兵士が居ることに志水さんが気がついたという。

志水さんがその若者に「君は、どうして元気なのか?」と尋ねた。
その若者は「私には○○がある。」と言ったのである。

志水さんはその若者の答えを一生涯忘れられない言う。

そして、志水さんは自分が隊長を務める班の日本兵をすぐに召集し、若者から聞いた「ある方法」を毎日実践するように厳命する

これにより志水さん班の日本兵は一人の落後者もなく、シベリアの強制労働を耐え抜き日本に帰還している。

このエピソードを読んで、私も驚いた。若い日本兵の回答は意外と言えば意外である。
しかし、納得できることも多く、直ぐに生活の中に取り込むことができる。
というよりも、多くの方は何らかの形で行っているかも知れない。

この当時の若者が回答した方法は、現代社会に中で実践することは非常に簡単であり、時代や環境は全く関係なく行える。

このエピソードに興味を持ち、志水さんが質問したその若者の答えを知りたい方は、書籍「社長業実務と戦略」を読まれると良い。
その方法を隠すわけではない、ブログで書籍の内容の感動を上手く伝えられない気がするからである。

日本に生きて帰れる保証が全くない厳寒のシベリアでの労働は、体力的にも精神的にも限界の状況にあっただろう。
今日の大不況下にどうあるべきかという参考になるかもしれない。

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2008年6月 3日 (火)

書籍「Million Dollar Consulting」

独立して間もない頃外国の人のコンサルタントと一緒に仕事をしていた。普段e-mailとスカイプでやり取りをしたいたが、そんなとき、この書籍がいいと薦められた「million dollar consulting」である。

今日、久々に手に取り読み返してみた。

日本でこのような書籍はコンサルティングノウハウとして、ロジカル・クリティカルシンキング、レポート作成ノウハウ、プレゼンノウハウなどが、解説されているが、この書籍は少し趣を異にしている。

Mdc コンサルティングビジネスの起業から経営について焦点が置かれて書かれているからだ。

USではビジネス系も、エンジニアリング系も個人で活躍しているコンサルタントが多い。弁護士や医者と同様に、すぐれたコンサルタントを選ぶのは、会社では無くあくまで「人」を見て決まるからだろう。

日本もそのうちそのような時代が来るかもしれない。

なお、この書籍は最新版は2002年版でこのシリーズには多くの派生書籍がある。

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