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2016年10月

2016年10月31日 (月)

MBSEの作業環境とアクション・セマンティック記述言語

MBSEをAADLを使ってモデリングする前作業をしました。

しばらく使っていなかった環境なので,以前作成したモデルやサンプルのモデルを確認をしながら作業しました。

SysML以外にもMBSEを行うためのモデリング言語は幾つかあります。

幾つかのモデリング言語では,アクションセマンティックを指定するための記述言語を使い振る舞いを記載できます。

実開発では色々な作業が発生するので,複数のアプローチやツールを利用すると戦略・戦術の幅が広がります。

Mbse1

Mbse2




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DevOpsとBluemixとこれからのソフトウエア開発のあるべき姿についての議論@『モデル指向開発技術意見交換会』

木曜日はIBMの理事の方を含めて,制御系とエンタープライズ系の両方を含めたソフトウエア開発について活発で有意義なDeepな議論が行われました。
 
参加者のそれぞれが45分程度のプレゼンを行いました。
 
そして要件開発,設計,検証,作業環境および作業の自動化などについての有り方や課題や今後の方向性を話し合いました。

Devops


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2016年10月25日 (火)

ISO/IEC/IEEE42010-2011~Systems and software engineering Architecture description

作業記録。

最近は多くのエンジニアに知られ参照されている「ISO/IEC/IEEE42010-2011」
です。

以前はIEEE 1471 でしたが,改訂され置き換えられました。

Ieee42010

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IoT/M2M時代の真の『モデル駆動開発』とは?

現在の『モデル駆動開発』では,とても重要なことがあります。
 
それは、開発初期から開発作業とその成果物の「正当性」と「妥当性」を保証しなければならないと言うことです。
 
これは各業界の国際規約やISO/IEC/IEEEなどの規格で決まっているので無視はできません。
 
航空宇宙、車載システムおよび医療機器に代表されるように人命に関わるようなシステムでは,EaryValidationと言って,開発初期から作業成果物(モデルも含む)を工学的な視点から「正当性」と「妥当性」を保証しなければなりません。
 
当然、モデルを単に作成しても意味はありません。
 
モデルや成果物の「正当性」と「妥当性」を客観的な方法で保証できないからです。
 
また、開発作業は経済活動ですから高品質なものを早く開発することが要求されます。企業間の開発と価格競争は激しくなっています。
 
モデルや成果物の「正当性」と「妥当性」を客観的な方法で保証し,生産性を高めるにはどうすればいいのでしょうか?
 
答えは開発アプローチそのものが工学的(形式的)でないと,モデルや成果物の「正当性」と「妥当性」を客観的な方法で保証し,生産性を高めることは不可能になってきています。
 
従来は航空宇宙,車載システムおよび医療機器など特定のシステム開発にのみ,国際規約で定めらられたモデルや成果物の「正当性」と「妥当性」を保証していました。
 
しかし,IoT/M2M時代では多くのシステムが繋がり連携しますから,システム全体は複雑になるために,安全性や信頼性などが従来以上に極めて重要です。
 
また,ロボット、自動運転、AIなど多くの事を人間以外のシステムが行う時代に突入します。
 
ロボット、自動運転、AIの時代になり,多くのシステムが繋がると,安全性や信頼性を確保することは大変になってくるため,各開発者が勝手な方法で開発をされては困ります。
 
そのためISO/IEC/IEEEを含めOMGやIICで国際規約が多く作成されています。そしてこれらの国際規約に精通しないといけません。
 
今後は殆んどのシステムで,EaryValidationと開発作業全体を通じてモデルや成果物の「正当性」と「妥当性」を保証する時代になっていきます。
 
生産性を向上させるには自動化が重要ですが,そのためにも工学的な方法が大切です。
 
IoT/M2M時代の真の『モデル駆動開発』とは,安全性や信頼性を意識した開発アプローチを採用することで,成果物の「正当性」と「妥当性」を客観的な方法で保証し,生産性を向上するために行うのです。
 
逆に言えば,成果物の「正当性」と「妥当性」を客観的な方法で保証し,生産性を向上するためにはどうすればいいかと考えたとき,真の『モデル駆動開発』の価値と意味が見えてくると思います。

Comp


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assuranceCASEのモデリングと『ソフトシステム方法論』

昔からあった本ですが,この頃少し読み返しています。

以前は組織改革などの点からこの書籍を意識していましたが,著者は原子炉分野のエンジニアということで,最近はディペンダビリティケースの観点から読んでいます。

クリティカルシステムの信頼性や安全性について直接扱う書籍ではないですが,assuranceCASEをモデリングする際に参考にできあそうです。

ちなみに,この著者による『ソフトシステム方法論』の本はもう1冊出版されているのですが,ソニー時代に紛失しました。残念。:-(

Softsystems

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2016年10月24日 (月)

SpinでLTLで記述した命題を評価した

Promelaにより抽象したモデルを実装し,Spin上で仕様を満たすかLTLで命題を作成し評価しました。
 
取りあえず:
Verification Result = [Valid]
となりましたが,想定通りの完全な結果ではないため,今一つ納得いかないので,少し並列動作するプロセスの割り付けを変えて処理を行い,再評価したいと思います。

Valid

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2016年10月21日 (金)

『AssuranceCASE』の資料作成

今日は『AssuranceCASE』の資料作成です。

結構,いろいろと検討するごとに,ツリーに修正をかけています。

Assuransecase

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2016年10月20日 (木)

Stephen Mellorさんによる3週間前にリリースされたばかりの『Security Framework』解説

昨日IICのCTOであるStephen Mellorさんから3週間前にリリースされたばかりの『Security Framework』について解説がありました。
 
『Security Framework』については,私も持ていますがリリースされたばかりであるので, 『Security Framework』の全体像やポイントを理解するにはいいタイミングであり,分かり易かったと思います。

日本は国際規約や国際的なリファレンスモデルへの対応が遅い傾向がありますが,IIoTのアーキテクチャについては既にISO/IEC/IEEE42010となっています。
 
また,世界各国で既にIIoTのモデルに基づいたテストベッドの開発が多数行われています。
 
Mellorさんからは,テストベッドを提案する方法やプロセスについても紹介がありました。
 
IICには世界の超有名企業の多くが参画して『Security Framework』や各種リファレンスモデルを作成するので,これらの規格やモデルを無視した開発やビジネスはあり得ないと思います。

Icc3_1

Icc3_2

Icc3_3






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2016年10月17日 (月)

『ディペンダビリティ』のモデリング

『ディペンダビリティ』の作業で色々な自動化が必要なので,普段あまり使っていなかったツールを使う事が多くなりそうです。
 
モデリングの作画操作は,結構サクサク感がありいい感じです。

D_case_e


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『アシュアランスケース』とモデリング

現代ではどの様な分野システム開発でも『アシュアランスケース』が常に求められる時代になりつつあります。
 
『アシュアランスケース』をビジュアルに表現するときは,モデリングが行われます。
 
多くは:GSNやD-CASEが使われるのですが,お手軽なのはモデリングツールに既に機能として盛り込まれているGSNのノーテーションを使うことだと思います。

astah*にもGSNをモデルする機能がありますので使う事がありますし,『D-CASE-Editor』を使うことが多いです。
 
極簡単な説明用のモデリングであれば,最近はパワーポイントのためのD-Caseのプラグインを使うことが多くなりました。

Gsn

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2016年10月 6日 (木)

SysML and ROOM

ここ数日はSysMLでモデル作成と資料の作成をしてます。
 
思い出したことがあり,Bran SelicのROOMをチェックしました。
ちょっと確認したいことがありました。
この本は良い本と思いますが,熟読・精読した方は少ないと思います。
 
また、この本は1994年の出版ですが,SysMLの多くはROOMのノーテーションとモデル作成の考え方から来ていますので私自身はいまでも役に立ってます。
 
特に意味論の部分ですね,ノーテーションではなく。
どうしても日本のUMLやSysMLの本はノーテーションとごく簡単な使い方の説明に終始しているものが多いですね。

Room1

Room2
Room3







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2016年10月 2日 (日)

技術資料整理

今日の作業記録。
 
午後は外出しますので過去作成した社外or社内用技術資料の整理を兼ねておこなっています。
 
今月は研究会が多く、別途、仕事の作成資料も多いので効率が要求されています。

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