クヌースの数学の教科書
昨日、クヌースの「文芸的プログラミング」の書籍を紹介した。
日本では”文芸的プログラミング”は、プログラミングするときにドキュメントとソースを併記して、効果的に作業を進めることとよく言われるが、これは間違いではないが正しくはない。
肝心なのはドキュメントにかかれる内容であるが、不変条件やループ不変条件などの論理式や述語が中心となる点である。
そして、プログラムはこの不変条件やループ不変条件などの論理式や述語を満たす様にプログラム、コンパイル、テストするのであり、エクストリームプログラミングのテストファーストの原点にあたる。
だから、エクストリームプログラミングのテストファーストは、論理式や述語がやはり意識することが大切で、これを意識しなければテストファーストの価値は急落する。
さて、今日はやはりクヌースの数学の本である。
情報工学用の数学である。
クヌース自身が「コンピューター用の数学は自分がこれまで学んできた数学とまったく違う性質のものが要求されたので学び直した」と若いころの経験を語っている。
彼の過去の経験が反映された内容なのだと思う。
クヌースと他の2人の著者の写真が裏表紙にある。
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