書籍「人工生命研究室」~人工生命プログラムBoppers
2013年最初のブログである。年末年始は多忙で随分更新しないままになってしました。
昨日PCがウイルスに感染したが、直ぐに駆除しセキュリティの対策も強化した。
ウイルスで思い出したのが、今日紹介する書籍「人工生命研究室」である。
もうずいぶん前に出版されている。
大雑把に言えば、「人工知能」系のプログラムの書籍で、主に「遺伝的アルゴリズム」について扱っている。
翻訳され出版されたのが1996年。
つまるところ、Windows95がリリースされて、あまり時間が経過していないときである。
日本ではバブルが崩壊したが、世界的にはITバブルのころでWWWのインターネットやWindows95やJavaの話題で出版関係では結構面白い本が沢山出版された。
今の出版不況など全く感じさせないときだ、懐かしいな。
「Bit」とか「Dr.ドブズジャーナル」など面白い雑誌も多かった。
これは、その頃の書籍の1つだ。
中身はこんな感じ。
この書籍は本格的に遺伝的アルゴリズムを学習することを意図した書籍ではなく、簡単な原理と実際に動かして”人工生命”を観察するという趣旨である。
それでも、それなりにポイントとなるところは専門的な箇所も出てくる。
遺伝子を表現するためにどのよのようにビット配列を利用するかとか、交叉とかね。
書籍には著者の作成したプログラムがFDに添付されており、PC上で動かすことができる。
試しにXPがインストールしているPCで試したが、問題無く動作した。
このプログラムはGUIから色々と条件設定をして人工生命の成長過程を変化させるというもの。
(あくまで書籍の付録として)意外と細かな設定が可能で、「遺伝的アルゴリズム」を学習する副読本として良いかもしれない。
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