12月も中旬近くになると、いよいよ年の瀬も近くなり、クリスマスのイルミネーションが鮮やかだ。
クリスマスソングは沢山あるが、いわゆる聖歌と童謡を省き、長いロングセラーのクリスマスソングはさほど多くない。
クリスマスソングのおいて、日本ポップスの代表と言えば山下達郎の「クリスマスイブ」に尽きる気がする。
さて、山下達郎のクリスマスイブは、歌詞カードには掲載されていない歌詞を山下達郎が歌っている。
歌詞カードに載っていないのはSilent nightとHoly nightの間である。
Silent nightとHoly nightは、この歌の中では重要な歌詞であり、何度も登場する。
その度に山下達郎は歌詞カードに載っていない”何かの言葉”を英語で歌っている。
さて山下達郎は何を歌っているか?
結論を先に言えば、「oh,year hun」だろう。
クリスマスイブは、ご存じの方も多いが英語版が存在する。
英語版の歌詞は、日本語の歌詞に近い内容であるが、日本語のそれよりも切ない歌詞となっている(ただし、どう感じるかは受け手次第ではあるが)。
この英語版も日本語版と全く同じアレンジある。
英語版の歌詞カードにもSilent nightとHoly nightには何も書いてない(笑)。
英語の歌詞もこの曲のイメージを損なわないようにしており、スラングなどは一切ない。
山下達郎の英語はアメリカ英語で、かなりキチンとした英語で歌っている。
崩した発音などは一切していない。
だから、仮定法がしばしば歌詞に使われいるが、wouldを省略した'd の部分もハッキリ聞こえる。
名詞の複数形( plural )のsもハッキリ聞こえる。
知人に「Silent nightとHoly nightの間で何と言っているのか?」と聞かれたので
私は「”oh,year hun”だろう。」と答えたら意外な顔した。
理由を聞いたらカラオケでは歌詞カードに載っていないSilent nightとHoly nightの間の歌詞が出るらしく、画面には「oh,year」と表示されると言う。
だが、この知人はどうしても「oh,year」に聞こえないと言う。
そりゃそうだ、「oh,year」では絶対にないからだ。
それと、この「oh,year hun」の個所は、日本語で書くと「ギャーハン」と聞こえると思う。
山下達郎は「oh,year hun」の部分を演歌のコブシのように強いアクセントを加えて、喉の奥から声を出して歌っている。
加えて早いパッセージの部分であり音が繋がり「ギャーハン」と聞こえる。
Silent nightとHoly nightは何も歌詞がないと少し間が空く。
そのため、「oh,year hun」と言う言葉を入れることで、歌をドラマティックにする役割を果たしていると思う。
「oh,year hun」は、あえて日本語にすると、この歌詞の中では「あー愛しのキミよ」てつぶやく感じになっている。
割と「oh,year hun」と聞きとりやすいのは、最後と最後から2番目の部分である。
だが、ここまで書いて来ていまさらであるが、あえてSilent nightとHoly nightの間の「oh,year hun」部分は、こだわる必要が無いと感じている。
各自が好きに歌えばいいように感じる。
だって、多くの人がSilent nightとHoly nightの間で何と言っているのか知らなくても全く問題なく「クリスマスイブ」を楽しんで聞いているのだから。
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