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2012年7月11日 (水)

日本人に不足している本質的問題~問題解法よりも予想設定が大切

日本人は勤勉なので知識の吸収は熱心である。

ただし、本質的な点よりも表面的な技法にばかり目が行くようだ。

技法はしょせん道具なので、本当の知的財産とは言えない部分がある。

どのような分野でも解法や技法そのものよりも、本質的な問題設定が鍵である。

そして、それは本当に優秀な人間でなければ不可能な事も度々ある。

今の日本はまさにこのような本質的な価値が求められている。

例えば数学の分野で言えば、「フェルマーの最終定理」「ポアンカレ予想(もう証明されたので定理と呼ぶ)」「リーマン予想」などの例はが分かりやすい。

素人でも有名な「フェルマーの最終定理」はイギリスの数学者ワイルズによって証明された。

大天才も含めて何世紀にも渡ってチャレンジされてきた予想であるが、誰も証明に成功しなかった。

それが数学者ワイルズによって遂に証明された。

まさに世紀の証明であるが、これを証明した数学者の名を取って「ワイルズの定理」とは呼ばない。

あくまで「フェルマーの定理」である。

また、「ポアンカレ予想」も同様で、証明したロシアの数学者の名前が定理には付かない。

まだ、証明されていないが「リーマン予想」も数学者リーマンが、ゼーター関数のゼロ点が一直線上に並ぶと予想したため、この名前が付いている。

リーマンは、素数の並びの問題を具体的な問題へと推し進めた。このことは本当に価値がある素晴らしいことだ。

「フェルマーの最終定理」「ポアンカレ定理」「リーマン予想」は、ちょっと難易度から見て極端な例だけれども、どのような分野でも問題設定や本質的な予測を設定するのはやはり偉業である。

日本人はこのような問題設定・予想を立てることが苦手なのだという。

これは日本人が劣ることを意味しない。

日本では度のような分野でも表面的な業績ばかりを見るからである。

教育もしかり。

あんなに中学・高校と歴史で年表を覚えても、結局本当の知識ではないから、日本人は日本の歴史や文化に疎いと言われるのは端的な例である。

そろそろ、真の教育と価値観を意識しないといけない。

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