オブジェクト指向DBの書籍~オブジェクトの同一性や永続性の課題が分かる
ITの洋書が安いのでここ最近買い込んでいるが、その中の1冊にオブジェクト指向データーベースの書籍がある
これが表紙。
中身はこんな感じ。
正確に言えばオブジェクト指向DBシステムの使い方ではなく、設計技法の書籍だ。
仕事でオブジェクト指向データーベースを使う機会がほとんどない人でも、内容は結構参考になると思う。
オブジェクト指向開発が主流の現在、オブジェクト指向DBシステムであろうとリレーショナルDBシステムであろうと共通の設計アプローチと課題が存在する。
最初からDBに永続性をすることを考え過ぎると、アプリケーションに柔軟性が無くなる。
一方、永続性に伴う課題をどう解決するか?どのような課題が存在するのか?
実のところ、本質的な問題はオブジェクト指向DBシステムもリレーショナルDBシステムも同じである。
リレーショナルDBシステムではアプリケーションで利用する言語の継承メカニズムを直接サポートしていなので、インピーダンスが生じるがこれは色々研究されている。
オブジェクト指向と永続性は相性が良くないという学者も以前は多くいたが、それを言ってしまえば業務アプリケーションでオブジェクト指向を利用できないことを意味する。
永続性にまつわる話題を理解する上でも良い書籍かもしれない。
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