デザイナー菊池武夫氏のエッセイ「乾杯!ロストジェネレーション」
自分の世代の人間には”メンズビギ”や”TAKEOKIKUCHI”のブランドで有名なデザイナー菊池武夫氏のエッセイ本があるこをたまたま知り、本屋で購入した。
昭和61年の出版であるから、もう20年以上まえに出版されている。
ちょうどDCブランド(今じゃあまり使われない言葉だ)が人気のころである。
懐かしいなぁという感じである。
この本を読んでいると昔が思い起こされる。
それまでデザイナーの服と言えば、インターナショナルなファッション・ショーのような服を想像していていた。
たまにTVでファッションショーを放送することがあり、
「こんな奇抜な服、いつ誰がどこで着るのか?」
というような女性向けファンションをイメージしていたが、DCブランドの流行でデザイナーの服が身近に感じられるようになってきた時代だった。
昭和61年頃はちょうど大学生のころであるが、理系であったからバイトは全くできず朝から晩まで勉強とレポートに追われていたころだ。
それでも、ニコル、コムデギャルソン、そしてBIGIなどは大学生の間でも流行しており、時代もバブルへと一直線の時なので世間の華やかが日増しに増していくのが感じ取れた。
バブルだったからだろう25年位前で、大学生に人気があったDCブランドのジャケット1着がが4万~6万円位が相場だったと記憶している、もちろんもっと高価なものもいくらでも存在していた。
さらに驚きなのは、そのような高価な服を多くの学生が何着も購入する時代だったから、今のデフレからすると考えられないくらいだ。
円が強くなり、洋モクや洋酒が比較的手ごろになりだしたのもこの頃。
学生の身分でも洋モクや洋酒が簡単に買えるようになった。
バイトをしないからさほど裕福で無い私も、友人が吸っていた「ラーク」、「マルボロ」など知り吸い出した。ちなみに今は煙草をやめている。
当時、マイルドセブンが200円位の時に、ラークなどは360円だったと思う。それ以前は470円でいきなり360円位に値段が下がった。
今は洋モクの方が安いくらいだから昔を知らない人は驚くかもしれない。
映画「ハスラー2」の公開でビリヤードが大流行し、あちらこちらにプールバーが存在した。
プールバーではバーボンのロックを飲みながら、洋モクを吸い、ビリヤードをする本当に楽しい時代だった。
プールバーは就職してからも同期の友人と頻繁に行っていた。
そんな同期も防衛省に転職する奴や大手ラーメンチェーン経営者の息子で会社を継くために辞めた奴、大学院に戻った奴などみんなそれぞれの道に進んでいった。
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