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2010年12月27日 (月)

大衆文学のような漫画「博多っ子純情」

漫画は日本の文化というけれども、漫画と一口に言っても本当に多岐にわたる。

漫画が小説と同等に文学のような価値を持つかという議論もあるが、漫画の中にはそういうものもあると感じている。

一方、一部を省いてどうも雑多な内容を描きなぐった漫画も結構散見される。

漫画のレベルはさまざまだ。

「博多っ子純情」という漫画があるが、人物や風景の描写やお祭りや出来事などがまるで小説を読んでいる様な雰囲気にさせてくれる。

全巻持っていて折に触れて読み返すが、表紙の画からして趣がある。

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文学あるいは歴史小説まで昇華した漫画なんじゃないかなと思えるものには、「はだしのゲン」がある。

こどものころ少年ジャンプに連載されていた。

昔はこのような気概ある漫画を連載していたが、今は売れればよいという金勘定や全く大衆迎合し過ぎなんじゃないかと思えるから残念だ。

「はだしのゲン」は、個性あふれ、迫力が凄い画のタッチが戦争や原爆の恐ろしさを伝えており、確実に子供たちへの戦争の悲惨さを伝える教育的内容を持っていた。

正直、読むのが怖かったくらいの迫力がある。

漫画という一線を確実に通り越していて、ドキュメンタリーのような存在だ。

原爆や戦争の悲惨さを描いたから不朽の名作に自動的になる訳ではない。

作者の並々ならぬ意思と表現力が無い限り、このような漫画は生まれない。

作者の情熱と意思がほどばしる漫画が増えてくれると嬉しい。

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