映画『冒険者たち』と資生堂『MG5』とノスタルジーと。
フランスの映画で『冒険者たち』というのがある。
名作の誉れが高い映画だ。
この映画非常の多くの人々に影響を与えたようで、特に作家やクリエーターの方に強く影響を与えている。
この映画は日本で超有名俳優であるアランドロンが主演している。
この映画を初めて見たのは高校一年であるが、リアルタイムでなくTV放映で見た。
原作はフィルムノワール色(フランス版任侠映画)強いが、映画は上手く青春群像的な描き方をしていて優れているとキネマ旬報に紹介されていた。
最後に流れるアランドロンが語りかけるように歌うシャンソンのテーマ曲も良い。
だが私が最初に見たときは特に強い印象を受けなかったので、極めて多くの人が影響を受けた理由が分からなかった。
ストーリは、男2人女1人の3人が織りなす船上での宝物探しをする自由な暮らしを描いているところが、多くの若者に影響を与えたらしい。
二枚目のアランドロンがヒッピー風の長髪に伸びた髭で船の上で生活し、宝探しをする光景があこがれの対象なのだろう。
その影響は結構凄く、今現在でも色々な物や人から実は映画「冒険者たち」に影響を受けたと聞くことが多い。
なお、ストーリーは異なるが非常に似たスチュエーションの日本映画として「黄金のパートナー」という宝物さがし映画が作成されている。
「冒険者たち」は、MG5のコマーシャルにも影響を与えている(書籍「MG5物語」より)。
MG5のコマーシャルは、商品を前面に出す広告ではなく、視聴者に憧れのライフスタイルをイメージさせる方法で成功したが、MG5のコマーシャルシリーズの中で、冒険者的男女3人がコマーシャルに登場するものがあるから直ぐ分る。
MG5がロングセラーなのは、当時若かった視聴者に憧れのライフスタイルをイメージさせる方法が今現在も成功しているからだと思う。
MG5のコマーシャルは昭和55年に打ち切られているが、昔から使っている人はMG5を使い続ける傾向があるという。
MG5の価格が安いからでは無く、当時の思いでをMG5に投影しているからだという。
これも1つのノスタルジーなのか?
VANジャケットやその後DCブランドブームなど中年になってもVANを着る人や、BIGIやJUNを着る人が多いのはそのせいかもしれない。
=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=
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