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2010年1月15日 (金)

”規格”戦争という製造業のもう1つの戦い

今日の新聞で東芝がブルーレイ方式のデッキを発売することが新聞に掲載されていた。

製造業やIT業界では製品やサービスに関わる「規格」が存在する。

特に製造業の中でも家電製品や携帯電話などの家電製品相当と呼べる製品では「規格」は極めて重要である。

規格戦争は製造業のもう1つの極めて重要かつ厳しいビジネス戦争になっている。

この規格は色々あるが、家電製品のメカニズムの規格が代表的である。

東芝はブルーレイとHD-DVD方式において業界標準規格を争ったが戦いに敗れ、大きな損失を出した。

ソニーのメモリースティックやSDもメモリーの規格戦争の1つだ。

携帯電話の通信方式にも規格があり、ローカルな規格にこだわった日本は世界に進出できないでいる。

古くはビデオデッキのベーターとVHSが思い出される。

規格は優れたメカニズムの方が標準になるとは限らないことは、ベーターとVHSの一件でよく知られている。

利用者からすればメーカー間の規格の覇権争うなどどうでもよく、統一した規格が望ましいが、話はそう簡単にはいかない。

ビジネス系にサービスと異なり、製造業は常に次世代の製品開発を時間をかけて実施している。

当然、同じような製品でもメーカーが異なればアーキテクチャの技術で開発される製品が出てくるのは当然である。

お金と時間をかけた自社のアーキテクチャを業界標準にさせることは極めて重要なことである。

先に標準規格ありきとはなかなかいかないのが、製造業の難しいところである。

先に標準規格を制定すると失敗することが多い。

規格にあれもこれもと色々なメーカーの思惑が加わり、規格としての価値を失うことが多い。

今の製品のようにTVとビデオ、PCとデジカメや携帯電話が接続されるような(インターオペラビリティ)ことが普通になると規格の標準化はメーカーの死活問題である。

昔の家電製品のようにそれぞれ単体で使用するのではなく、キャノンのデジカメとソニーのPCとの接続とか、パナソニックのTVにソニーのビデオを接続など異なるメーカー間での接続を保証しないといけないからである。

今や1つの製品には色々な規格が関係する、データー送信の規格、画像フォーマットの規格、リムーバルなメモリーの規格、etc,etcである。

今日もどこかで規格の覇権争いの戦いが行われている。

HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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