恵比寿ガーデンプレイスでディナー~日本のビジネスを予測する
昨日の夜は、恵比寿ガーデンプレイスでディナーで、商談を兼ねて食事。
タイ料理のレストランでタイ国首相賞受賞したお店らしい。
恵比寿ガーデンプレイス の中にある。
このレストランのホームページ(http://www.jaithai.co.jp/)には、
「日本で初めて“Jai Thai”が、2004年タイ首相賞の最優秀サービス部門賞を受賞しました。
これは、タイ国外において顕著な活躍をしたタイ人に贈られる栄誉で、アジア初の快挙です。」
とあり、なかなかのお店だ。
以前、一緒に仕事をしていた方達と集まりタイ料理を楽しみながら情報交換をした。
話の話題はやはりビジネスチャンスと景気のことになる。
自動車を中心として製造業は、来年はもっと厳しい状況になるというのが一致した意見だ。
正直明確な見通しが立たない業界もある。
やはり本格的な景気回復はかなり厳しい状況である(ただし、あくまで日本国内の話だ)。
私は経済学者でもなければシンクタンクのエコノミストでもないので、自分の景気予想を信じろと主張する気も正当化する気もない。
色々な企業の現場や担当者の方からの生の情報から判断している。
デパートなどの消費も低迷を続けているとニュースで報じられているが、個人的にはもう国内消費は以前のような状態には戻らないと考えている。
いまの消費が普通なのだ。
年金の不安も大きいうえに、不景気で給与が少ない時代に、消費が増える訳もない。
今の状況でバンバン金を使う国民がいたら不思議で仕方無い。
さらに少子化の問題もあり、消費が上向く材料は全くない。
若い年齢層の価値観の違いも大きい。
以前なら日本人の憧れであった大きな自動車や家電およびマイホームなどが消費を支えていた。
豊のシンボルは、大きな自動車や家電およびマイホームなどだったからだ。
高い価格の製品や家を長期のローンで買っても不安が少なかったのは、成長が右肩上がりの時代で、誰もが『未来の可能性でリバレッジを掛けれた時代』であったことも大きいい。
今の若い人は、置かれている経済環境も違うので価値観が全くことなり、物欲へは走らない。
国民の消費の価値観や動向が全く変わったのだ。
団塊世代と異なり「いつかはクラウン」なんて思っていない。
自動車離れが加速している。
リビングに大きなステレオセットなど不要と考えている。
iPodと携帯電話で充分なのだ。
この世代は、いかに自分の価値観で生きるかがテーマになりつつある。
お家芸である製造業は、中国、タイ、インドなどに益々工場を移転し、生産拠点を移していく。
結果、日本人の仕事も減るだろう。
それしか価格競争を勝ち抜くための手段がないからである。
国内の労働者の給料も今後は減る一方だろう。
成熟した国は、道路や鉄道やガス・水道などのインフラや製造業を中心としたビジネスは成立しずらい。
1つの企業は30年が限界だからだ。
もはや日本はゼネコンや製造業が産業の中心の時代ではない。
ハードウエア(ハコモノや機械)でなく色々な意味でソフトウエアに業種をシフトしないといけない時代だ。
=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=
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