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2009年4月 8日 (水)

ヨーロッパのエンジニアの実像

昨日は日本橋に打ち合わせで終日滞在した。

良く晴れた温かい日だったが、金融マンが多い日本橋の食べ物屋で昼食をとった。最近は異なる用事であるが日本橋に行くことが多い。

日本橋も再開発が多く、昔の街並みが失われて高層ビルの建設が多くなっているのが残念だ。

明日は品川でイギリスのエンジニアと会う。こちらは仕事ではなくプライベートの会食だ。

もう10年来の付き合いになるが、ベルギーからロンドンに帰る途中に日本に寄るとのことで会うことになった。

このエンジニアはイギリス人でマンチェスター大学出身である。私が外資系のメーカーに就職しているときからの付き合いである。

日本は常にアメリカしか視野にないから、ヨーロッパについては意外と知られていないが、ケンブリッジ、オックスフォード、ロンドン、マンチェスターなど数多くの素晴らしい大学が存在する。そして、相当高度な教育が実施されている。

マンチェスター大学から10人以上のノーベル賞受賞者が出ている。

化学や物理の教科書で習う「ボーアの振動数」のボーア氏もマンチェスター大学出身である。

大英博物館の裏にあるロンドン大学は、ケンブリッジ、オックスフォードなどに比べればやや歴史が浅いが医学と化学で近年非常に評価が高い。

ヨーロッパの教育はUSとは大きく異なりユニークな面をたくさんもている。

たとえば、ヨーロッパで仕事に就くには少なくともヨーロッパ系の言語を2ヶ国語以上話せないと難しいとされている。

そのために、マンチェスター大学でも3年目からはパリの校舎で授業が行われる。

だから、明日会うエンジニアも母国語の英語(クィーンズ・イングリッシュ)とフランス語が堪能である。一時、日本に滞在していたので日本語も片言だが話せた(今はもっと上手くなっているかもしれない)。

これからは、自分のキャリアパスを考慮して英語以外に他の言語も話せることが大きなチャンスとなるだろう。

アメリカ人みたいに英語しか話せないとかなり不利だ。

世間では英語一辺倒のように言われるが、海外で仕事をすると分かるが、その国の言葉ができないとビジネスも難しい。

いくら世界共通語は英語と言っても、英語だけでビジネスが問題なく出来るほど世の中甘くない。これはどのような分野でも言えることである。

日本語を喋れない外人タレント、レストランのチェフやウエイター、日本企業の外国人サラリーマンは絶対成功できない。

私達の周囲を見渡せは実例はいくらでも見つけられる。

日本にいる外国人ビジネスマンが日本語の勉強に熱心で、決して英語で押切ろうという人は少ない。日本語ができれば日本人から重宝してもらえるし、仕事もスムーズだからである。

外国人力士も相撲の実力と日本語能力が一致するという。

言語はビジネスでパワーとなる。

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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