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2009年3月

2009年3月30日 (月)

病院に行くときには「病院機能評価」を意識しよう~病院版のISOやCMMIのような認証

製造業やITおよび金融ビジネスでも各種基準が存在する。

多くの方が知っている代表的なものとしてはISOである。

それと、私が取得している資格であるCMMIも製造業やITではかなり認知されている。

実は病院にも病院の理念、医療倫理、医療業務におけるプロセス改善の評価項目が存在する。

それが、「病院機能評価」だ。

日本医療機能評価機構というところが、認定の評価と業務改善の指導を実施している。

http://jcqhc.or.jp/html/

病院の種類や規模に応じて評価項目があるが、この項目を見ると患者側に立つ医療サービスなどの評価項目が、かなり細かく設定されており数多く存在する。

評価項目を見ると、医療に対する不満や要望を記録し改善に対する活動や相談窓口、専門の相談員の配員などに対するチェック項目があることが分かる。

私達が今まで知らなかった病院が遵守しなければならない業務フローやモラルがあることが分かる。

病院が病院機能評価の認定を受けることは、製造業がISO9000を取得するがごとく重要で、今や病院という病院は全てこの病院機能評価の認証を取得する方向のようだ。

認証を受けないと病院として不十分なサービスや医療対応と判断されるだろう。

ただし、重要なのは認証そのものよりも、アセスメントで課題や問題点を明確にし、課題や問題点を改善するところである。

これはISOもCMMIと全く同様である。

現代では、看護士不足や看護士の過酷な労働条件、医療事故、不明瞭な医療行為が問題視されているので、このような病院の業務改善は非常に重要である。

良く行く病院や近所の病院がこの病院機能評価の認証を受けているかどうか、そして、どのような評価であったかは下記のURLで検索できる。

http://www.report.jcqhc.or.jp/

関東の多くの病院では病院機能評価の認証を取得しており、取得した病院のWEBでは、その時の評価項目毎の成績も公開しているから業務改善意識が高い。

このように病院機能評価の認証の結果が公開され、誰でも参照できることの価値は大きい。ISOやCMMI以上に評価できる部分である。

誰でも病院機能評価の認証について見れるから認証を受けていない病院も沢山あることが分かる。

日本医療機能評価機構のホームページでは、2009年2月16日現在で、

全病院数 8832のうち認定病院数 2555

と表示されているから、認証を受けていない病院の方が多いことになる。

医療のサービスや質は病院によってかなり異なるので、普段から病院機能評価のようなものは意識することが大切だ。

今後はこのようなオープンな情報をもとに医療サービスを受ける時代だ。

自分自身や大切な家族、親戚、友人が安心した医療を受けられる為には、医者や病院任せにせず、私達ももっと医療のことを勉強することが大切である。

その為に、患者側がこのような制度をもっと認知し、理解することが重要である。

是非、大切な家族、親戚、友人にこの「病院機能評価」を教えて欲しい。

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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2009年3月27日 (金)

アーキテクトになるための書籍シリーズ9~書籍「システム開発JSD法」

アーキテクトになるための書籍シリーズ9は、ジャクソン法の書籍である。

これも1989年の出版だからかなり以前の出版である。

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このジャクソン法は日本では正しく伝わっていないことが残念である。

日本ではもっぱらジャクソンプログラミングという、方法論の一部のみ紹介されてきた。

そのためか、下流の開発工程を対象としているイメージが定着してしまっている。実際のジャクソン法は構造化手法とオブジェクト指向の両方を持ち合わせている開発手法である。

ジャクソンは、ケンブリッジ大学とオックスフォード大学をでているのでヨーロッパでは有名な方法論で、JSD+やOO-JSDなどのいくつもの方法論が発表されている。

ヨーロッパに主に利用されているために、ジャクソン本人以外にもJSDをベースにしたいくつもの方法論が提唱されている。

今日でもヨーロッパでは最新の内容を反映したJSDの流れをくむ開発方法論が利用されている。

1990年ごろ、最初の会社でリアルタイムシステムの制御装置の開発をしていたころ、イギリスの会社にエンジニアと打ち合わせを持った時、USで有名なOMTについて尋ねたとろヨーロッパではあまり知られていないと言っていた。

一方、日本やアメリカではJSD系の開発方法論はあまり知られていなかった。どうやら、日本はUSに事情ばかりしか知らないようで、もう少しヨーロッパに目を向けた方がいいとその頃から感じていた。

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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2009年3月26日 (木)

お台場と「映画20世紀少年-第2章」

今日はお台場に立ち寄った。

天気は雲が多いが晴れているというはっきりしない天気でったが、それほど寒くなくお台場海浜公園に久ぶりに立ち寄った。

思ったよりも水がきれになっている。以前はもっと濁っていた気がするが。。。

Od1 Od2 Od4 Od5_2

仕事の打合せの時間が上手く調整できず前後の時間が空いたので、夜は映画を見ることにした。

前作に続き「20世紀少年-第章」を観た。公開からずいぶん時間が経過したが、年度末で多忙のためになかなか観れなかった。今回でもストーリーは完結ぜず、最後の最終章が8月に公開される。

私は映画は映画館でしか見ないから、DVDを借りて見ることはまずない。

映画館の独特の雰囲気に浸りながら大画面と音響効果で映画を見るのはリラックス効果があるから、これが大切なストレスを開放する時間と考えている。

オペラはオペラハウスで観るものだし、歌舞伎は歌舞伎座で観るのと同様に、映画も映画館で観るものと思う。

好みと言うか趣味もあるがホラーやオカルトは原則観ないことにしている。何もお金払ってまで血が吹きだすところや、幽霊の恐ろしい顔、悲惨な光景を見ることはないでしょ。

それでも稀にホラー的なSFを見ることもある。「クローバーフィールド」がそれ。

この映画は賛否両論があるようだが、私はなかなか良くできた映画と思う。

単にドンパチするSF映画は飽きているから、「夜に突然起きる爆発と一体何が動いているのか分からない不安」の心理描写が上手いと思った。

おそらく、この映画は怪物の正体や謎解きなどはあまりどうでもよく、事態の状況が分からない中で危険が迫る緊迫感をいかに出すかが肝だろう。

ちなみにクローバーフィールドの続編が公開になるらしい。

単なる続編ではなくニューヨークの惨事を別の視点で捉えたものだとか。

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2009年3月25日 (水)

ーキテクトになるための書籍シリーズ8~書籍「インフォメーション・エンジニアリングⅠ&Ⅱ&Ⅲ」

今回紹介するアーキテクトになるための書籍シリーズはインフォメーション・エンジニアリングⅠ&Ⅱ&Ⅲ」である。

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書籍の内容は開発方法論の域を超えているが、分かり易く特徴を示すためにあえて言えば「データベース・システムを利用したシステム開発」の開発方法論の書籍である。

この書籍もかなり出版されてから経過するが、体系的に勉強をされていない方は知らないことが多く記載されていると思う。

日本の最近の技術書の書籍は入門書レベルが多く閉塞感が漂っている。つまり同じような内容の書籍が多いのだ。もっと専門家の利用に耐えるような技術書をバンバン出版して欲しい。

話を書籍に戻すと3冊は総論、分析、設計と実装という感じで書かれている。是非3冊読んで欲しいが、特に第Ⅱ巻とⅢ巻は中心的な内容なので欠かせない。

データーベース設計も本質的な考え方はさほど変化しないので、この3冊を繰り返し読むことでかなりの知識がつくと思う。

各冊がかなり分厚いが内容は例を用いて易しく説明している。

データーベース設計の書籍では、以前ブログで紹介したDBの洋書書籍「An Introduction to DataBaseSystems」がお勧めである。

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2009年3月24日 (火)

電子辞書の機能と操作性

最近の電子辞書の機能は素晴らしいものがある。

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電子辞書を使い始めてから、紙の辞書はほとんど利用しなくなった。

最初に電子辞書を使い始めてか10年以上経つ。友人が利用しているのを見て購入したのが最初だ。

いまメインで使っている電子辞書は2台あるが、もっぱら使用するのは2台目として購入した方である。

3台目の方が新しくし、記憶されている辞書数も圧倒的に多し多機能だが、操作性がイマイチだ。

個人的には英和辞典と国語辞典が最も使用頻度が高い。と言うよりも、他の辞書はまず使わない。

登録されている辞書数が多いので、逆にボタン操作が多くなり、サッと確認するにはむしろ時間がかかる。まぁ、慣れの問題もあるのかも知れない。

それでも多くの方は私と同じく、最も利用する辞書が英和辞典と国語辞典で、たまに和英辞典のはずだから、電子辞書の購入のポイントは登録されている辞書数よりも操作性で選んだ方が便利だと思う。

どうしても機能に目が行くが、使用目的を明確にした方が良い。操作性とては2代目の辞書の方が数段良い。英語に特化しているので自分の使用目的と合致していうるからだ。

最初に購入した電子辞書も机の方隅に置いてあるが、液晶が駄目になりつつある。こちらも操作性は良いが、なにせ10年以上前なので反応が今では遅いのが気になる。それでも辞書という特徴から何年経っても故障さえしなければ利用できる。

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2009年3月23日 (月)

年度末の書籍の処分

3月も後半に突入した。コートが不要になりつつありる。

この時期になると仕事場の掃除をするが、毎年書籍を大量に処分する。

今年は60冊くらい破棄した。本当は手元に保存したい書籍も沢山あるが場所の問題もありいつも処分している。

オフィスの本棚は何時も500冊くらいの書籍があるが、これ以上は置けないので仕方がない。

書籍の大部分は専門的な技術書である。洋書も多い。

今年は経営理論や経済学の本が主に処分の対象となった。

技術者でもビジネス上、経営理論や経済学の勉強は重要で海外との取引や共同研究には専門以外の知識も非常に重要となる。

特に近年は各国の通貨介入や景気対策について常にウオッチすることが大切であるから、経営理論や経済学そのものよりも最新の情報が重要となっている。

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2009年3月18日 (水)

ソフトウエアサイエンスとソフトウエア開発の実情

今日は水道橋と虎ノ門へ行って来た。いつもお世話になっている方達ちの打ち合わせである。今日は天気が良かったのでコート無しでもあたたかった。

さて、最近のソフトウエア開発分野では色々な話題があるが、実のところあまり科学的な進展がないのが実情である。つまり、これまでの経験則的な作業を体系化したに過ぎない。つまり、ヒューリスティックなやり方が多く、本当は工学的とはまだ言えない状態である。

ソフトウエア開発はもう少し科学的、工学的に進化した方法にならないと複雑・大規模化の一途をたどる現状に対応できないし、検証や妥当性確認作業も限界である。

ヨーロッパとの研究でこれまでとは異なるソフトウエア開発と検証が可能になりそうなので早く体系化したいと考えている(個人的な希望も多分にある)。

かなり数学的なアプローチだが、CPUパワーが強力になってきたので上手くいくようになった。

群論など数学的な正当性の検証が完了すれば、自動化に一気に弾みがつく。一部プロトタイプ化が出来ている。

それでもまだまだ全体の一部しか正当性証明が出来ていないので、少し時間がかかりそうだ。

これが体系化&数論的に証明ができれば全ての設計はホモジーニアスな設計とコードになる。

開発者が異なれば設計結果もコードも異なる今のソフトウエア開発は、やはり工学と呼べるレベルにない。また、ドキュメントが無いとメンテナンスできないなんてソフトウエア業界くらいである。

数論・数学的な正当性検証を早く済ませたい(でもまだまだ時間かかるゾー、公理系の定義から行うからね。)

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2009年3月15日 (日)

春の江ノ島散策

良く晴れた今日は江ノ島へ散策に行った。

鵠沼海岸~江ノ島~藤沢~大船~鎌倉は散策には事欠かない名所が多く、良く晴れた日は絶好の散策日和である。

今日の江ノ島は非常に大勢の人でにぎわっていた。よく晴れた温かい日なので、海の乱反射がまぶしい。

江の島にはヨットハーバーがあるが、ヨーロッパのヨットハーバーの雰囲気も漂う。

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2009年3月11日 (水)

「第1回 ソフトウェア設計開発 技術情報セミナー」追加情報のお知らせ

予告案内をした4月17日渋谷で開催される「第1回 ソフトウェア設計開発 技術情報セミナー」の追加情報のお知らせ。

スパークスシステムズ ジャパン株式会社さん主催のセミナーで開催される。

私の講義はどの分野の開発でも覚えておいた方が良いアーキテクチャ開発の話しをする予定。

増員した定員数も満杯になり、現在キャンセル待ちを受付中とのこと。

セミナーの日時や会場や詳細情報及び申し込みは下記のURLを参照してください。

http://www.sparxsystems.jp/seminar/20090417TechInfo.htm

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2009年3月 9日 (月)

エンジニアと資産構築~老後には最低1億円が必要

エンジニアは自分の分野の専門性には高いものが求められる。

ところが、以外と自分の人生プランは理解できていない人が多い。

これからの日本はこのままいけば少子・高齢化で年金が破たんする(今現在も破たんしているが)。

今現在、年金は任意であるが滞納すると国から強制的に罰金と共に一括徴収されることもあるために多くの方(私も払っている)が払っている状態である。

年金が今後どうなるかは、いろいろなシンクタンクや学者がシミュレーションしても、大方「破たん」という結果を報告している。

一方、国のシミュレーション結果は、シンクタンクや学者と異なりおかしい結果を報告している。つまり、何とか上手くいくと結論している。しかし、そもそも年金を運用している元本を取りくずしているのでお金が増えないし、時価の評価額ではなく額面計算しているから相当都合のよい身勝手なシミュレーションになっている。

だから、老後に備えて年金を払い続けるのは「投資」ではなく「投機」として考えた方がよい。つまり、年金はもらえないと考える方が賢明である。

このような状況で私達は、自衛手段として自分達で何をすればいいのか?

仮にサラリーマンが今と同じで60歳で定年を迎え、男女とも平均寿命(男:約78、女82歳)まで生きるとする。定年から夫婦で約20年もまだ寿命まである。

この20年を暮らすためには、総額最低1億円が必要というこを肝に銘じることろから始まる。

この1億円の内訳は何でも良い。

つまり、全て貯金でも、他の収入(大家さんで家賃収入とか、株とか)と貯金の合計などどのような内訳でも構わない。

とにかく今と同じで60歳で定年を迎え平均寿命まで生きれば総額1億円が必要となる。つまり、単純計算一年で約500万円の生活費となる。

もちろん、もっと長生きすればもっとお金は必要である。

しかし、普通のサラリーマンにとって1億円はかなりハードルの高い額であろう。今から何らかの手を打たないと手遅れだ。

このことを知らず自動車やマンション納入する場合は、自殺行為になるかもしれないので注意すること。

老後は病気やけがの心配もあるので、贅沢しなくても色々な生活費が必要となる恐れもある。だから、1億円は最低限と言っていいだろう。

ごく簡単なシミュレーションでは、今40歳のサラリーマンは、20年後に定年を迎える。

20年後はインフレがあるから、本当は1億円でなく1億数千万円必要になるかもしれないが、話を単純にするために1億円で考える。

子供達が成長して独立した場合には、夫婦の生活費しかからないから1億円で済むが、まだ子供が独立前、家や車のローンがある場合は、相当大変だ。

老後の生活が全く成り立たない恐れがある。

中には、今後政府が何とかするだろうと考える方もいるだろうが、今の政府に20年後を考えて政局を運営する気もなければ余裕もないとしか見てとれない。

年金問題、少子化は未解決であり、解決の糸口が見つからない。
消費税や所得税を増額してもEU諸国のようには日本は行かない。

政府が無駄づかいする構造的問題があるからだ。

まずは、現状認識から正しく実施しないといけない。

サラリーマンの方で定年まで勤めれば何とかなるというのは「高度成長期」の時代の感覚意識が抜けないと考えた方が良い。

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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2009年3月 5日 (木)

エンジニアための経済予測~オバマ大統領になって何か変わるか?

今日はいつもと嗜好を変えて今日は「エンジニアための経済予測」と題して2009年以降の国際的な経済状況を予測する。

大熱狂のうち、オバマ大統領が誕生したが何変化するか?

オバマ氏は「Change」をスローガンに掲げて大統領になったが、このChangeはあくまでアメリカの都合だけを考えていることを理解する必要がある。

ヨーロッパやロシアおよびアラブ諸国は当然、オバマ氏が「Change」をアメリカの都合だけを述べていることを知っている。知らないのは日本人だけ。

オバマ氏は「Change」は、強いアメリカを標榜しているがアメリカが経済的に復活するとは、アメリカの都合良い経済政策を世界中に押し付け納得させ従わせることである。

アメリカは膨大な国債があり世界中に購入させている(ドル勢力圏と呼ぶ)。そして、もともとアメリカはこの国債を返済する気持ちは最初から全くない。国債をじゃぶじゃぶ印刷し発行するこのものがアメリカの戦略そのものである。

アメリカは世界中に国債を購入させる代わりに政治的な駆け引きとアメリカに海外の製品を輸入することで債務をペイしおてもらおうと言う戦略である。

そもそもアメリカの大統領も日本で理解されているほど実のところ権力はない。実際にアメリカを支配するのは、穀物メジャーであったりオイルメジャー(かつてほどの勢力はない)や金融系の勢力などだ。

だから、いくらオバマ氏が正統的な知識人であってもアメリカの実社会の影響力をもった勢力が変わらないから同じである。オバマ氏はあくまでアメリカの実社会の影響力をもった勢力の許容範囲内で政治をするだけである。

良く円が対ドルについて円安とか円高とかいうがあれは実質の状態を反映していない。

円はドルにペッグしているので、円対ドルだけ見ていても全くドルの実力も円の価値も分からない。早い話がアメリカの言いなりで円の価格が決められているということだ。

日本は膨大なアメリカ国債を保持しているが(無理やりアメリカに買わされている)、少しでもアメリカ国債を金に換えようと売ろうとすると、アメリカがもの凄い剣幕で日本を叱責する。アメリカ国債の価値が下がるからだ。

私達日本人から見ると債権国の日本が持っている権利を行使して何が悪いのかと考えるが、アメリカにはそんな常識は通用しない。この姿勢は他の国に対してもアメリカは同じ。

そして、オバマ氏も全く同じ姿勢を優先し、アメリカの都合だけを考えた政策を取り続けることは自明。

オバマ氏にとってはアメリカ経済の再建が責務だから彼は正論を主張しているつもりだろうが、他の国にとってはタマッタものんじゃない。だから、オバマ氏が日本にメリットになることは事実上何もないと考えた方が良い。

特にアメリカ経済が最悪の状態だけに、なり振り構わず自国の都合を押し付けてくるはず。なんとしてでも、アメリカ経済を再建しなければ、彼が非難を浴び失脚するからだ。

まぁ、一番いけないのは日本が明確な国際戦略と主張を持たないということだが。。。。

アメリカのお山の大将の行動が見て取れることに、対キューバがある。まぁ歴史的にいろいろあったが(最近注目されているチェ・ゲバラなど)キューバは、社会主義国だ。

他の国が何の主義を取ろうがその国の勝手と思うが、これまでの経緯もありアメリカは違う。

アメリカの支配下(ドル勢力圏)に入らない国は徹底的に排除する考え方だ。

例えば、キューバ行きの飛行機は、アメリカ上空を飛行することも許されていない。

キューバの国の飛行機ならまだしも、たとえ日本だろうが、中国だろうがどこの国の飛行機でもキューバに行く場合はアメリカ上空を飛行できない。もうめちゃくちゃな論理だ。

それから、アメリカは「金(キン)」に対してもアメリカドル勢力圏下の国には、ドルの価値が下がると、各国に金を放出させるように指示をだす。金の価格とドルは反比例しているからだ。しかも、金を購入するとIMF(ほとんど=US)に通知するシステムもある。

とにかくアメリカは金を敵視している。と言うのも、EUやロシアでは資産保全として今だに金が高い資産価値を持つのだが、大量にドルをまき散らしたいUSにとっては、兌換紙幣のなごり的な思想をひどく嫌っている。

現在の信用マネーでは、世界中を席捲している基軸通貨のUSドルの価値を信用しないという行為が、「金購入」という行動と判断するからだ。歴史的に見てもUSは過去なんども金のネガティブ・キャンペーンをしていて、驚くことにUS国民が金を買えなくしたこともある。

それでも、ロシアのカスピ海の石油や天然ガスの影響でアメリカ帝国も本当に正念場を迎える。

アメリカの経済はおそらく2009年はもっともっと悪くなるので、世界的に問題になり、USドルの基軸通貨をはく奪する議論まで行かなくても、ロシア勢力圏では、ルーブルによる貿易の決済が行われる気運がますます高まるだろう。とにかくアメリカのワンマンにはうんざりしている国が多くなりすぎた。

時代は今後時間をかけてマルチ・キー・カーレンシーに時代になる可能性がある。

ロシアやアラブの一部はユーロ決済やルーブル決済を実施し始めていて、その範囲をじわじわ大きくしたい意向だ。

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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2009年3月 3日 (火)

アメリカ経済の行方~GMそしてアメリカがデフォルトするとき

今日は、私の会社がお世話になっている税理士さんと打ち合わせをした。

年度末なので、確定申告の時期だからである。

さて、年度末のこの時期、今誰もが気になるのがアメリカ経済だろう。
#私も非常に気になっている。

一番の関心事は、GMがチャプター11の適用を申請するかどうかである。

GMが破たんすると影響が大きすぎるから破たんさせないと言う意見と、GMを救うには莫大な金額が必要であり、そうなればアメリカは輪転機を回し続けるしかないので、危険すぎるという意見がある。

GMが破たんすると影響が大きすぎるのはその通り、しかし、問題なのは再生の方法がどうしても見つからないことだ。

しかもアメリカがこれまで行った銀行などへの公的資金導入は上手く行っていない(ちなみに公的資金注入とは、企業や銀行に資本を増額させ国が株を買うこと。特に銀行はBIS規制があるので銀行はBIS規制の縛りがあり、企業や他の銀行に金を貸さないから。)。

公的資金を入れても今のGMに国際競争力は無い。遅かれ早かれ破たんする可能性が高いのだ。そうなれば公的資金はパー。

しかも、GMを救う努力をするには莫大な金額が必要であり、そうなればアメリカはドルを大量に刷り続け輪転機を回し続けるしかない。なぜならアメリカも金が全く無いから。

ドルを大量に刷ることになるGMの救済は、今度はアメリカ自体が破たんする可能性が極めて大きくなるリスクがある。

なぜか?

アメリカはドルを大量に刷り続け輪転機を回し続ければ、流石にUSドルの急激な価値の下落が起こるからだ。実は今現在でもドルは、他の通貨に対して安い状態にある。

アメリカ経済が破たん(いわゆるデフォルト)することなど無いと考える人がいるかも知れないが、そんなことはなくアメリカ経済は破たん寸前である。

日本と異なり、アメリカは海外にアメリカ債を買わせているので、海外に借金がある。

今現在も、24時間365日アメリカはドルを大量に印刷して世界にばら撒いているが、ドルが暴落しないのは、いくつか理由がある。一番の理由はやはり基軸通貨がUSドルであり、石油が後ろ盾にあるからだろう。

原則、世界の各国は石油を買うにはUSドルでないと清算できなことになっている(ロシアや一部のアラブ諸国は反発している)。

だから各国はどうしてもUSドルを大量にキープしなければならないし、キープしてるUSドルが暴落すると困るから、今のところ、結果的にUSドルは暴落しない。しかし、このまま借金が膨らみ、ドルを刷り続けたらいつまで持つか。。。。?

アメリカにとって石油の覇権争いは、国の存続をかけた争いになってしまっている。
アメリカは石油が世界に安定的に供給出来る間は、ドルやアメリカ債がとりあえず安泰なと考えているので、石油の確保に必死だ。

石油は圧倒的にイラン、イラクを中心としたイスラム圏にある。

アメリカは、イラク戦争も国連の安保理の決議を待たず、大量破壊兵器があると言ってイラクに爆撃することとなった。もうなり振り構わないと言う感じで恐ろしい。

こうなると、アラブのイスラム系と白人プロテスタント系の仁義無き戦いの歴史である。

アメリカ経済が破たんすると日本はどうなるか?

もちろん一連托生であるから、日本と中国が保有しているアメリカ国債やドルが価値がなくなるでの、急激なインフレがくる。

一番危ないのはサラリーマンである。会社に勤めていれば安全というサラリーマンのメリットは、このような不況時では効果が無い。

アメリカ経済がはじければ、日本の大企業もタダでは済まない。

それこそ、もの凄いことになる。つまり、大企業の社員も軒並み大量失業という最悪のシナリオになる。

この時代は、銀行や郵便局に貯めてある貯金はあてにならない。急激なインフレで価値が激減するリスクが高い。

しかも、銀行や郵便局に貯めてある貯金は実は、日本の国策として国債やアメリカ債を買うお金に回されているので、事実上銀行や郵便局に既にお金が無いという問題もある。

このような時代には、貯金は一番あぶない資産管理になっていまう。

あまりにもアメリカは、世界中に借金をしているので(特に日本と中国に沢山している)、オバマ大統領が、経済の立て直しに大鉈をふるい、早ければ6月にデフォルト宣言するのではという噂すらある。

決して、都市伝説ではなく過去のニクソンショックのような事があるかも知れない。

ニクソンショックは、ベトナム戦争でアメリカの経済が極めて悪くなり、それまでのドルの兌換(金との交換)の約束をイキナリ破棄した歴史がある。ここからぺーマーマネー時代に突き進む。

ブッシュ大統領の時代からオバマ大統領まで、USは日本に対してUSの借金をチャラにして欲しいと言う申し入れが度々あると言う(あくまで噂だが)。

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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