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2009年2月 3日 (火)

アーキテクトになるための書籍シリーズ1書籍「ソフトウエア再利用の設計パラダイム~ソフトウエアモデリング」

製品が複雑化するにともないアーキテクチャの重要性の認識が広まっている。

アーキテクチャの設計はいろいろな要件と制約を満たさなければならないために常に難しい問題である。

アーキテクチャの設計を実施するエンジニアをアーキテクトと呼ぶが、優れたアーキテクトになるにはどうすればいいのだろうか。

アーキテクトになるために必要な情報は多岐に渡るが、是非押さえておきたい書籍を今後紹介する。
#ブログでは、これまでもアーキテクトになるためのにお勧めな多数のすぐれた書籍を紹介してきたから参考にして欲しい。

最初に紹介するアーキテクトになるためのお勧め書籍は、

ソフトウエア再利用の設計パラダイム~ソフトウエアモデリング(日科技連)」

だ。

モデリングというとすぐにUMLやオブジェクト指向設計を思い浮かべるかも知れない。
あるいは、デザインパターンを沢山覚えたり、オブジェクト指向プログラム言語を勉強したりするかも知れない。

しかし、これだけでは残念だが優れたアーキテクチャになることは難しいと思う。

それらは必要な知識の1つに過ぎず、もっと基礎的で重要な知識を理解することが大事となる。

  • モデルの種類
  • 型理論
  • 述語論理モデル
  • 概念モデルの枠組み
  • 意味論

これらを理解しておかないと本当の意味で開発対象をソフトウエアエンジニアリングの知識を活用してモデル化出来ない。

なぜなら、これらの知識が最も根本的な抽象化やモデル化のための知識であり技術だからである。例えば、下記の質問に明確に答えられるだろうか?

  • オブジェクト指向開発といいながらクラスを中心に扱うのは何故か?
  • サブクラスのインスタンスをスーパクラスの型の変数に代入が可能なのは何故か?
  • 型とは何か?
  • 型チェックとシステムの安全性
  • オブジェクト計算モデルとコンパイラー設計
  • 階層、分類、概念がもつ意味とは?
  • オブジェクトやクラスの関係の数学的な解釈は?

このような点を理解しないと、応用が効かないし、今後の製造業の開発で主流になるかもしれない形式記述や形式検証にも知識が不足して対応も出来ない。

「ソフトウエアモデリング」は、以上のような非常に重要な事項を読みやすくまとめてある点が優れている。

次回紹介する予定の「モデルと表現(岩波書店)」が大学の講義用に向くのに対して、「ソフトウエアモデリング」は独学でも十分読み進めることができる。分からない部分があれば、周囲の人に聞けば良い。

Sm1 Sm2 Sm3 Sm4 Sm5 Sm6

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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