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2009年1月20日 (火)

入手困難!書籍「オブジェクト指向方法序説~実践編」

オブジェクト指向の書籍の中で今は貴重になった書籍がこれ。

オブジェクト指向方法序説~実践編」である。

1997年に日本語版が出版されている。700ページを超える大書である。

アマゾンで中古が購入できるがとんでもない高価な値段になっている。

オブジェクト指向方法序説~基礎編」の続書にあたるが、内容はオブジェクト指向以外のこともいろいろ書かれている。

開発全般に関わる記述やオブジェクト指向をどのように応用するかの話題が取り扱われている。

個人的にこの実践編でのお気に入りに部分は、マーチンファウラーのアナリシスパターンなどで用いる多重分類や動的分離を実装するために、「汎化ー特化」関係を継承以外のメカニズムで実装するアイディアが紹介されている部分だ。

「オブジェクト指向方法序説~基礎編」でマーチンファウラーのアナリシスパターンの知識レベルの特殊なケースである「パワータイプ(冪タイプ)」が紹介されているが、設計や実装については書かれていなかったので、実践編で少しこの辺りのアイディアが紹介されている。

もっとも、分析や上位設計では多重分類動的分離を使い対象の性質をモデリングすることが大切な場合があるが、多重分類や動的分離を詳細な設計や実装まで持ち込む必要はあまりない。動的分類は最終的に、汎化側のクラスの状態として実装されるか、ステートパターンで実装することが多い

このように、最適化されたモデルに修正して実装するから、実装については現場で作業する上では必修な知識ではない。それでも知っておいて損はないと思う。

この本が入手困難なのは残念だが、入門者ではない技術書だし、値段が高い(1997年当時で6600円)こともあって最初から印刷した部数は少なかったと思う。

また、出版していたトッパンさんも出版をしなくなったことも手に入りずらい原因として大きい。

Odell4

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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