« CMMIのアプレイザルの厳格化と日本企業への警鐘 | トップページ | 「大リストラ時代」の「サラリーマンのビジネスモデル」とは~その2 »

2009年1月 4日 (日)

「大リストラ時代」の「サラリーマンのビジネスモデル」とは~その1

不景気に伴う派遣社員の方や契約社員の方の雇用契約打ち切りが問題になっているが、正社員も置かれている状況に大きな差はない。

正社員であってもこれからは、バンバンリストラの対象になるだろう。いつ解雇通告があってもおかしくない時代である。
仮にリストラされなくても、より過酷なノルマと成果が正社員に課せられる時代である。

このような時代なので、最近「サラリーマン一人一人が自立せよ」と言われるのをよく聞くと思う。
私もこの意見には大賛成であり、多くの方も同じであろう。

ところが、実際には何をすれば「会社からの自立することなのか」を分からない方が多いようだ。

自立することの具体的な方法についは、置かれている立場、仕事内容、本人の指向性などにより異なり画一的な回答はないだろう。
正解などないと思う。

それでも、個人的に私が常に思うのは「会社に依存しなくても収入で困らないようにする」事と思う。つまり、サラリーマン一人一人が自立するとは「会社に100%の形で生計を依存する」ことから脱することではないかと考えている。

企業だって好きでリストラはしない。思わぬ不景気のあおりで経営が苦しくなることがある。だから、絶対にリストラされない方法など存在しないだろうし、そのようなことを考えるよりも、自立する方法を検討した方がいろいろと柔軟性がある。

だが多くのサラリーマンの方は、従来の20世紀型サラリーマンのビジネスモデルしかイメージに無いようなのだ。

この20世紀型サラリーマンのビジネスモデルは、学校を卒業したら新卒で企業に就職し定年まで働くことを想定しているモデルである。

このモデルに従うと、30才位になれば家庭を持ち、30才半ばくらいまでにはマイホームを持つというシナリオだ。自家用車も年齢を重ねるとともに高級車への乗り換える。

マイホームは早くローンを組めばくむほど、定年退職金でローンをチャラにできるのでより良いというシナリオである。愛車も会社のランクと役職や年収に見合った車種が、日本国内でイメージができあがっており、係長で○○、課長なら○○、部長なら○○、そして「いつかはクラ○ウン」という具合だ。

しかし、これは定年まで年収が右肩上がりで増え続け、本人が大きなけがや病気に見舞われず無難に勤め上げることが可能であることを前提としたモデルとシナリオである。ご存知のように今は退職金も当てにできない、そして終身雇用の時代ではない。

このモデルは、サラリーマンの生涯所得をある程度決め打ちしているので、購入するマイホームもある程度の金額の範囲でしか決定できないという制約もある。

子供ができたり、逆に子供が独立したりと生涯の中で住む家の広さ、間取り、および住む土地は状況に応じて変化できないと大変不便である。

高度成長の時代のこのモデルは、高度成長の時代であればこそ良いモデルなのである。今では信じら入れないが「窓際族(死語)」という言葉もあった時代のモデルである。

当時の日本企業は犯罪でもして新聞に載るようなことでもしない限り滅多なことでは、社員をリストラすることは無い時代である。
この高度成長時代のモデルをいつまでも引きずっていると大変危険だ。

(「大リストラ時代」の「サラリーマンのビジネスモデル」とは~その2へ続く)

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

|

« CMMIのアプレイザルの厳格化と日本企業への警鐘 | トップページ | 「大リストラ時代」の「サラリーマンのビジネスモデル」とは~その2 »

「パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/112989/43637794

この記事へのトラックバック一覧です: 「大リストラ時代」の「サラリーマンのビジネスモデル」とは~その1:

« CMMIのアプレイザルの厳格化と日本企業への警鐘 | トップページ | 「大リストラ時代」の「サラリーマンのビジネスモデル」とは~その2 »