コンサルティングとアドバイスで多忙スケジュール~企業の2極化を実感
今週から来週にかけて企業へのコンサルティングとアドバイスおよびトレーニングで忙しくなる。いろいろな相談を受けて企業にお邪魔している。
世界的な不況であっても着々と企業改革を行う企業はかなり存在することを改めて実感する。
今、企業に必要な事は「今後のために本当にやるべきことに力を集中すること」である。
ビジネスが今く行かない企業を見ていると「どうでもいい事」や「見当違いな事」にとらわれすぎている気がする。
例えば、F1やル・マンのレースで勝つには、F1やルマンのルールと規約に従いなら、レースに勝つために十分な戦略と行動を行う必要がある。F1やルマンが広く知られるようになるにつれて、ツールや制約が多くなった。そうしないと世界中の自動車メーカーやタイヤメーカー、シャーシーメーカーなどが参画する上で問題になるからだ。
このとき重要なのは、レーシングマシンを自分勝手に仕上げても駄目だと言うことである。F1やルマンのルールと規約に沿っていなければレースには参加できない。
私達のビジネスの場合も、F1やル・マン同様に、国際化のビジネスで求められていることを実施しなければビジネスが行えない、ビジネスのフィールドから退場しなければならないことを意味する。
それだけ国際化は重大な意味をもつ。
21世紀はこの点は非常に重要であるが、今だに理解できていない企業が多い。興味本位なバイアスがかかりすぎている取り組みがみられる。
自分たちのやり方やアジャイルなやり方はそれはそれでいいのだが、国際社会で求められていることを満たしていないのに、本当にこれからのビジネスで大丈夫なのかということを考えているのか疑問なのだ。
会計もローカルなやり方ではなく、国際法に基づく会計が求められている。全ての業務内容が国際化に準拠している。
本当にビジネスで勝ち抜くために必要なことなのか?もっと別な事をしなければいけないのではないか?ということを考えようとしていないケースが多い気がしてならない。
製造業やソフトウエア開発が国際化になるに従い、詳細な国際規約やルールが存在しているが、それに準拠するのは大企業でも時間とお金がかかるのだ。今からやらないと確実に落伍する。
グローバル化の時代では上位数パーセントの企業のみが生き残り、その他大勢は消えてしまうのだ。GEが各分野で2位以内に入らない事業は撤退したのもいい例だ。
だからこそ、不況であっても「企業改革を行う企業はかなり存在する」のであり、この様な企業では確実に国際化時代に勝ち抜くためのスキームを手に入れている。
少し練習すれば小学生でも運転できる50CCの原付バイクでも免許は必要だ。50CCの原付バイクでも免許証がないと運転してはいけないのなら、まずは免許を取ればいいだけの話だ。それが必要ならまずは取ることがMUSTである。
ビジネスでも必要なことをまず実施しよう。そうしなければ退場を余儀なくされる時代なのだ。
CobitやISO15504などに取り組まなければならないなら、それに沿わないと相手にされない。
自分たちのやり方にこだわるのは、まずは今現在国際化の中で必要とされておることを最低限実現してからでいいではないか。
=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=
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