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2008年9月 9日 (火)

RoseRealTimeからRhapsodyとの対応

現在、IBM社のRoseRealTimeによる開発から同じくIBM社のRhapsody環境への移植についての技術資料を作成している。

両者とも組み込みリアルタイム向けの開発環境であるが、これまでの経緯や開発環境のコンセプトなどからRoseRealTimeとRhapsodyの単純な比較は意味が無し、困難である。開発対象のドメインや製品により向き不向きもある。

ただし、ここ数年で言えばRhapsodyの持つ機能やサードパーティ社製のツールとの連携は開発者にとって生産性や品質で大きな魅力があるのも事実だ。

作成の動機は、最近IBM社がTelelogic社を買収したことから、これまでRoseRealTimeユーザーがRhapsody環境へ移行することもあるためにガイドを作成している。

RhapsodyのもつMDAメカニズムであるOXFについては、すでに資料を作成済みで、さらに付加的な技術情報の資料を数種類作成中である。

これとは別に今回RoseRealTimeの特徴的な機能である「カプセル」「ロール」「ポート」「プロトコル」などをRhapsody環境ではどのような設計で対応できるのかを解説した技術資料を作成している。

RoseRealTimeの特徴的な機能である「カプセル」「ロール」「ポート」「プロトコル」は、一見UML2.0で定義されているものと同じうように感じるかもしれないが、RoseRealTimeはもともとObjectTime社のROOMをベースとしているので、UML2.0が定義される前から、UMLを拡張し、「カプセル」「ロール」「ポート」「プロトコル」を用いている。

蛇足だが、RoseRealTimeと普通のRoseは名前こそ似ているが、全く別物と考えた方がいい。

MDAを支援している開発環境については、RoseRealTimeに限らずどのMDAを支援する開発環境でもその製品独特のメカニズムを実装し提供してるために、単純にMDA環境間でモデルをポーティングできることは少ない。

多くの場合は、MDAを支援している開発環境は「組み込みリアルタイムシステム向け」が多いのだが、各製品が独特のメカニズムを用いているのは、組み込みリアルタイムシステムが規模、RTOS、分散性、ミションクリティカルなどがバラエティに存在し、汎用的な開発環境を用意することが難しいことにも分かっている。

加えて、MDAを支援する開発環境は環境と一緒に開発方法論を提供しており、開発プロセスなどの違いも考慮する必要がある。(正確には、提唱している開発方法論を支援する開発環境と言った方が正しい。開発方法論が先にある)

すでに作成した資料及び作成中の資料は近日中に、自分の会社のWEB(http://hsc-i.com/)に公開していく予定である。

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

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