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2008年7月29日 (火)

書籍「Booch Compornent for Ada」

昨日のブログで書籍の執筆のために、500冊以上ある技術書の整理をした際にYourdonの1冊の書籍を紹介したが、今日も懐かしい書籍を紹介する。

20年近く前になるが、最初の会社で大規模なハードリアルタイムシステムの開発に長年携わっていたころ、Ada言語でプログラムをしていた。

その時からオブジェクト指向分析・設計による開発を実施していたが、システム開発の条件からAda言語による開発をしていた。

その時に参考にした書籍である。オブジェクト指向開発は日本では、一部の方を省き知られていない時代である。当時のオブジェクト指向方法論は、米国でシレュイヤー&メラー法Courd&Yourdon法が知られ始めていたと記憶している。

この時代はAda言語ではBoochが有名で、BoochもAdaによるオブジェクト指向設計の書籍をリリースしていた。その後、彼の設計手法は、Ada言語だけで無く全てのプログラム言語で利用できる手法として、要求定義からテストまでをカバーしたBooch法へと発展していく。

写真の書籍はBoochがAda開発者向けにAdaによるコンポーネントライブラリーを提供しており、そのコンポーネントの解説の書籍も出していたものである。写真ではわかりずらいが、大変大きな本で、かつ厚い。

Boochが提供していたAdaによるコンポーネントライブラリーは、当時は同僚の間で「Boochコンポーネント」と呼んでおり、開発の計算機ルームのサーバーにインストールされていた。

書籍の方はAdaによるブログラムの解説でびっっしり埋め尽くされている。

Ada言語は言語として並行性の機能であるタスク機能と同期機能であるランデブーを備えているために、大変設計者としては興味深い言語である。

この書籍を久しぶりに見ると、当時朝から深夜までAda言語で開発していたことが蘇り懐かしい。

=HSCI Takanari Hashimoto(URL:http://hsc-i.com/)=

Boochada1 Boochada2 Boochada3 Boochada4

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