今日は出版社さんから最近書き下ろした書籍が刷り上がり、それが届きました。
実は先日まで書籍の執筆と校正に追われていまして、この度「CMMIではじめるプロセス改善実践ガイド」というタイトルで、9月末に出版の運びとなりました。
今回は日立ソフトウエアの臼井さんと共著です。
今回の書籍は同じシリーズの前書「図解はじめてのCMMIプロセス改善」と少し趣きが異なり、プロセス改善活動の進め方や注意点に焦点を当てています。
そのために、直接的なCMMIモデル自身の解説というよりは、プロセス改善活動のスタートから実際に活動するに当たってプロセス改善活動で間違えやすい点などを解説しています。
ちょっと、ご紹介すると、本書の趣旨は「プロセス改善活動を実施する組織が、プロセス改善活動を自から実施できるようにガイドする書籍」として執筆をしました。効果的にプロセス改善活動を理解してもらうために、本書は大きく2つの構成から成り立っています。
1章から2章はプロセス改善活動について活動の概要からプロセス活動特有の戦略、活動計画、手順について「トップダウン的な解説」になっています。
1章から2章でプロセス改善活動について全体像をとらえ、どのような点に注意すればいいのか?何がポイントになるのか?どのような活動体制でどのように進めたらいいのかから始まり、プロセス改善活動の知識をマクロ的な視点から徐々に具体的な内容に理解を進めてもらうことを意図しています。
一方、3章から5章は、プロセス改善活動の中で良く直面する疑問点、問題点、ポイントになる点を具体的な活動項目を取り上げて解説していきます。
1、2章のトップダウン的な解説に対して、3章から5章は「ボトムアップ的な解説」のアプローチになっています。CMMIによるプロセス改善活動は、書籍や公開セミナーで学習をし理解したつもりでいても、実際に企業で改善活動を実践しようとすると、プロセス改善活動の中で、疑問点、問題点など戸惑うことに数多く直面します。
このことから、3章から5章はプロセス改善活動を実践する方にとって、プロセス改善活動の中で間違えやすい点、CMMIの書籍や公開セミナーでは解説されない知識やノウハウについて「対話形式」で分かりやすく解説しています。
実際に書籍が発売されましたら、手前味噌で恐縮ですがブログで報告したいと思います。
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